△７６「制服」 ページ34
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そういえば、春休みももう終わりか………
早かったな〜〜
あれから、特に晴翔くんとの関係やあの日の出来事など、一切聞いてくることもなく……
いづみ「そういえば、Aくんって花咲学園高校だっけ？」
「うん、そうだよ？」
いづみ「聞いてもいい？」
「うん？いいと思います？」
いづみ「気にさわっちゃったらごめんなさい。
Aくんってどっちの制服で通ってたの？」
·
臣さんの焼いてくれたパウンドケーキをおやつに、カントクさんと中高生組で少しお話をしていた。
「家から一応通ってたし、男かな？」
天馬「なんで疑問形なんだ？」
「別室登校だったし、通ってたというほど行ってなかったから………」
いづみ「だから、咲也くんや万里くん、そして同じクラスだった真澄くんまでがAくんとは初めてここで会ったかのような感じだったのか！」
真澄「カントク以外興味なかったから。」
「でも、今年の春からはちゃんと通うつもりだよ。」
·
「ということで、制服も一応男ものも女ものもあるのですが、どっちがいいんでしょうか！？！？」
実は少し前からずっと悩んでたんだけど、やっぱりみんなに聞くのが１番だろう。
そう思い、聞いてみた。
万里「男だな。」
天馬「女だ。」
あれ？今回は割れた？
天馬「は？なんで、男なんだ？」
太一「俺っちも気になったッス！！」
万里「そりゃあもちろん………」
真澄「変な虫を付けないため。」
いづみ「確かに、Aくんキレイな顔してるから、女の子だと嫉妬されちゃいそうだもん！」
そういうのサラッと言われると困る
………なんて気持ちは心の中に閉まっておいて。
「理由はよくわかんなかったけど、わかった！男の方で行くよ！」
僕が恋愛対象になればいいのに。
·
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作者名：きゃらめるみるく | 作成日時：2017年4月10日 1時
