【A3!】光の指す方へ第２幕 (ページ25)

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△６７「寝起き」ページ25

△６７

もう朝か………

そうだ、稽古に行かなきゃ！

起き上がろうとすると、後ろから彼が服の裾を引っ張るのがわかる。

「晴翔くん、私もう準備しなきゃ！！」

そう言って彼の手を離そうとすると、彼はさっきより強く裾を引っ張った。

「わっ！！」

私はそのまま彼の腕の中に入ってしまった。

「晴翔くんっ」

晴翔「やだ。」

昔から寝起きがあんまりよくない彼は怒るでも泣くでもなく、甘えてくるのだ。

「でももう準備しなきゃ………」

晴翔「今日だけだから………お願い………」

でも、これ以上MANKAIカンパニーのみんなに迷惑かける訳には………

晴翔「今日は久しぶりに休みなんだ。

だから………」

丞さんがGOD座を抜けた今、彼はGOD座の顔として毎日大変なのは私だって知ってる。

そんな彼の数少ない休日。

どうせ、私はMANKAIカンパニーに迷惑をかけてしまう………

それなら………

「わかった。

連絡だけ入れてくるから待ってて？」

これでいい。

きっとこれがいいんだ。

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