△１１１「振り出し？」 ページ7
△
扉を開くと、そこにいたのは………
「久しぶり。」
少し意地悪気な目にキレイな顔立ち。
「晴翔くん？」
そう、GOD座の飛鳥晴翔の姿があった。
晴翔「そうだよ。」
「でもなんで……？」
晴翔「Aに会いたくなったから。」
.
一方その頃、談話室では……
��いづみ side��
「晴翔くんは大丈夫みたいでした。」
天馬「は！？なんでアイツが大丈夫なんだよ！」
紬「正直、結構傷つくね……」
左京「ということは、アイツはここに来る前の記憶はあるってことになるな……」
咲也「そんなの……どうにかならないんですか！？」
晴翔「話の途中で悪いけど、俺そろそろ帰るから。」
Aちゃんと話終えたのか、ほんの10分もしないうちに、晴翔くんが出てきた。
「うそ？帰っちゃうの？」
私以外に唯一、Aちゃんが心を開いた人。
そんな人を手放すのは、少し痛い。
晴翔「俺だって、いれるもんならずっとAの側にいてやりたいけど、GOD座の稽古だってあるし、こうしてMANKAIカンパニーの人たちのところにいるのもね。」
いづみ「え……でもっ！」
晴翔「これはお前らが解決するべき問題だろ？
まぁ、解決出来なかったその時には、俺がA連れて帰るから。」
晴翔くんが言ってることは正しい。
確かに、この件に関しては晴翔くんは全く関わっていない。
文章も見せてないのに、問いだけ与えて答えろなんて、都合が良すぎだ。
それなのに、一応解いてみようとしてくれただけ優しかった。
万里「ど〜すんの？また振り出し？」
「ううん、違う。
もう少し色々話してくるっ！」
.
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作者名：きゃらめるみるく | 作成日時：2017年7月8日 15時
