▲Yuki’s birthday 2017.7.8 2/2 ページ3
▲Yuki’s birthday 2017.7.8 2/2
��幸 side��
一成「俺らからのプレゼントはこれね。」
渡されたのは紙袋。
中には……
「これって布？」
でも、こんなので借りは作りたくないし、負けたみたいでなんかやだな。
「ごめん、気持ちだけ受け取っとく。これは、なんか使えない。」
布の柄はコミュ力高男が選んだっぽいから、センスはありそうだけど、衣装費が足りないからって、買ってもらうのはなんか違う。
みんなのことだから、現金より受け取りやすいと思ったんだろうけど……
万里「ちゃんと中を見ろよ。」
だから、ちゃんと見……
「なにこれ………」
布が短い。
こんなので、衣装なんて……
太一「センスありありの俺たちが、着なくなった服で、使えそうなところだけ集めてみたんッスよ〜」
天馬「ほとんど、俺のだろ！」
いづみ「天馬くんというより、衣装係さんがたくさんくれたんだよね。」
オレなら選ばないような柄……生地……
でも、よく考えたら、どんな柄でも上手く使えなきゃ、ダメな気がする。
あ……オレ………
「まだまだ、未熟だ……」
A「え？幸くんはもう立派だよ？私より、年下なんて信じられないくらいに！！！」
あれ？声に出てたんだ。
「待ってて。すぐに成長するから。」
なんだろう……オレがオレじゃないみたい。
A「え？幸くん？どうしたの？」
あ〜〜
なんでオレ、抱きしめてるんだろ……
やっぱり、なんか今日は変だ。
「今日だけオレだけのものなんじゃないの？」
そっか。オレ嬉しいんだ。
誕生日祝われるってこんなに嬉しいんだな……
「ありがとう。」
·
△１０８「今になって」→←▲Yuki’s birthday 2017.7.8 1/2
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 189人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きゃらめるみるく | 作成日時：2017年7月8日 15時
