△117「クラスの出し物」 ページ16
△117「クラスの出し物」
「文化祭?」
咲也「そう。夏休み期間なんだけど、文化祭についてとか決めなきゃ行けないんだ。」
万里「1年の時はどーしてたんだ?」
文化祭……そんな行事もあったっけ?
『不登校ぎみだったので、行事ごとは遠いお話です、、、』
文化祭ってどんな感じなんだろう?
.
「という訳で、クラスの出し物はどうしますか?」
自分たちのやりたいものを、みんな口々に言う。
「コスプレとかどうですか!?」
「やっぱ、劇でしょう!」
「カフェとかは?」
なんか、少女漫画あるあるな文化祭になりそう
……なんて、そんなことを考えていると
「Aくんはどう思う?」
えええええええええええええ!?
完全に油断した、、、
『僕?』
今、多いのは コスプレ と 劇 と カフェ か………
待てよ?それなら
『いっそのこと、その3つ全部やっちゃえばいいんじゃないかな?』
そう、要するに
『コスプレは劇で衣装を着たり、カフェの店員として着ることが出来そうだし、カフェと劇を融合させて、舞台のあるカフェにしたら、、、』
って、浮いてるよね!?
そりゃ、1人で語ってたらさすがに………ね…………
わ〜〜文化祭という行事に参加できるという喜びで、少し熱くなりすぎた?
「それ、いいじゃん。」
え?
「オレもいいと思う!」
「まず劇を何にするかだよな!」
「わたし、衣装担当するよ!」
「もう既に楽しみ〜」
よかった、、、
「じゃあ、シンデレラにしませんか!?」
1人の女の子が立ち上がった。
「それなら、カフェもお城にあるという設定で、舞踏会の男女としてカフェの店員をすれば劇の雰囲気も残しつつ、劇もより見やすくなると思うんです!!」
前から考えていたネタだったのか、口から溢れるように話す。
そして、みんなの意見は
「もちろん、賛成だ!」
こうして、うちのクラスの出し物は、シンデレラカフェが決まったのでした。
.
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作者名:きゃらめるみるく | 作成日時:2017年7月8日 15時