好きって伝えていいのかな。2

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Aside





LIVEが終わって、家までの帰り道。






ピコンッ





鞄から音が鳴ってスマホを取り出すと、





“ 今空いてる？空いてたら飲もー ”





ってきてたから、





“ 空いてるよ！飲むなら家来る？ ”





って送るとすぐに既読になって、





“ うん！準備出来たら、行くわ！ ”





ってきたから、


了解とだけ送ってスマホをしまった。









あれから、30分くらいして涼太が家に来た。




────────────────────



涼太side




「おじゃましまーす。」




A「はーい、あ！」




A「今日、すっごい楽しかった！笑」




「おー！なら良かった！

また、言ってくれればチケットとるから。笑」




A「うん！！」




A「あ、話変わるけどさー笑」





A「そういえば、涼太って付き合ってる人とか

いるの？」





「いないよ、なんで？笑」





A「前女の人と手繋いでる所見ちゃったから

…じゃー、違う人かな？笑笑」





「絶対、違う人でしょ笑」




A「身長高そうで、雰囲気似てたから、

涼太かと思っちゃった。笑」




「逆にAは、好きな人とかいるの？」




A「うーん。」




「玲於とか？」




A「え。なんで？」




「玲於と仲良さげだから、かな？」







なんて言うと


玲於はー って一瞬考えて、






A「ちょっとムカつくけど、

一緒に居て楽しいって感じなの。だから、」











「好きとは、違う。って？」









A「…うん。」




「それが好きって事なの。」




「無意識にその人の事考えたり、

会いたいな、とか思ったりした事とかあるでしょ。」







あーあ、何言ってんだろ。俺。



Aの事困らせてんじゃん。







A「で、でも」





「違くない。好きなんだよ。Aは玲於の事。」




A「だけど…、」





「…分かるの。俺がそうだから…。

俺がAの事好きだから。」












「…ごめん。俺帰る。」







そう言ってAの家を出た。

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