好きって伝えていいのかな。2

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「寒い。まだかなー、玲於。」








って呟きながら、スマホを開いて時間を見た。




待ち合わせの時間からは、もう10分経ってた。





何か来る気配無さそうだし、


あと5分して来なかったら帰ろう。





それまでは、音楽を聴いて待ってる事にした。














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玲於side





亜「はい。じゃー、これで終わり！おつかれー」








1週間後にあるLIVEの打ち合わせが終わって、


時計を見ると、約束の時間から40分が経っていた。








「やべぇ、」








って思って急いでAに電話した。





のに、4コールしても出ない。









もう1回電話した方がいいかな？






でも、もし怒ってたら電話しない方がいいよね




とか




もう1回かけよっかなー




とか色々考えた結果。








家に帰ってから、もう1回電話する事にした。







それで帰る準備をして事務所を出た。







は、いいものの。









「は？」









まさか、って思って近づくと






ベンチに座って、イヤホンして寝てる


Aがいた。








「ふっ、コイツばかかよ、笑」








こんな所で寝るとかスゲーな、って


思いながら肩を揺すると、耳からイヤホンがとれた。






その、とれたイヤホンを耳に近づけると



Love You More が流れてた。





聴いてるんだ、俺らの曲。




何か凄い嬉しかった。






ってか、喜んでる場合じゃない。








「A、Aー。起きろー。」







って揺すっても起きない。




このままじゃ風邪ひくし。






もぉ、しょーがねぇか…。








「っしょ、」







っておんぶして、俺の部屋まで連れてく事にした。

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