阿部家の天使は2.5次元の存在らしい【佐久間大介】 (ページ5)

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きっっっっページ5

『なんで』

佐「やほやほ〜！」

『この男がいるの亮ちゃん！！！！！！』

阿「え、ダメだった…？」

『だっ……………めだよ！！私亮ちゃんとデートだと思ってきたのに…！！！！』

佐「いや〜Aちゃん今日も絶好調だね！！」

『あんたのせいで絶不調だわ！！！』

阿「こら、A」

『うっ…だって……』

阿「佐久間が運転してくれるんだよ、お礼は？」

『え』

……亮ちゃんの運転じゃなくて済むのはありがたいし隣に座れるのも嬉しいけど

佐「俺阿部ちゃんよりは上手いよ！」

『まぁ亮ちゃんより下手だったらさすがに乗れないわ』

阿「し、失礼な！」

『亮ちゃん、隣座ろ！！』

佐「え、助手席は！？」

『後ろから見守ってあげるって言ってんの』

佐「推しからの視線…！！ならいいか！！」

ちょろ男……

阿(うん、やっぱり2人とも仲良しだよね)

佐「はいAちゃんどーぞ！」

『……私人参嫌い』

佐「そうなの！？じゃあ俺のと交換してあげる〜♪こっち入ってないよ！」

『………ありがと』

この男がいるのは不服だけど、視界から消せば実質亮ちゃんとデート…！！

佐「…ほんっとキレイになったよね…………推しが成長したらこんな感じなのかな…」

『きもっっちわるい！！！もう喋るな！！！！』

阿「A！」

『だって気持ち悪いんだもん！！！！』

佐「ふはは！褒め言葉！！！」

『隣の部屋で食べてくれない！？』

阿「まぁまぁ……今日はAの成人祝いで佐久間が払ってくれるらしいから」

『！？な、何で家族でもなんでもない人から……』

佐「推しの記念日を祝うのはオタクの使命だからね！！！」

『きっっっっっっ……………………ありがとうございます』ﾍﾟｺｯ

阿(さすがに飲み込んだ！お礼まで出来て偉いよ、A…！！)

佐(お金には素直なの可愛い〜〜〜！)

『…！美味しい！！』

佐「ほんと〜！？調べまくった甲斐あるな！！個室だし気にせず食べれるかなーって思って！」

『！』

……別に私はこの人に祝われたいわけじゃなかったけど

『亮ちゃん、あのね…』

阿「うん？」

『…この後、ジェラート食べに行きたい』

阿「！行こっか。Aのお気に入りのお店に連れて行ってくれるって」

佐「！マジ！？聖地巡礼じゃん！」

『何言ってるのかわかんないんだけど…仕方ないから私が奢ってあげる』

佐「！？！」