強豪でも高校生ですから。3

国見ちゃんとおでかけ ページ6

月曜オフの日。




　国見「あ、Aさん。おはようございます」


　『はざーす！早いね』


　国見「あたりまえです」




今日は月曜の祝日。

しかも部活もオフだから丸１日フリーだった。

こんな日は滅多にないから嬉しい！




　国見「行きましょうか、」


　『うん！』





*


3両編成のローカル線に揺られ、仙台駅を目指す。

ガタンゴトン、と不規則な揺れに若干の眠気を覚えながらも後輩に話しかける。




　『セールっていつまで？』


　国見「あと１週間くらいなんですけど、もうすぐ県予選なんで」




「だから今のうちに新調したくて」そう言う国見ちゃんはセールの画像を見せてくれた。



　国見「でもやっぱ少し遠いですね。付き合わせちゃってスイマセン」


　『いーのよ。それに体力は使っても戻るけどお金は戻らないからね！』



　国見「そーですね、…なんかAさんは良い奥さんになりそうです」


　『なんだよも〜！！』



国見ちゃんかわいい！(チョロい)






*



　『う、人多い……』


　国見「……うっわ」






目的地に着くなり、私達は顔をしかめた。

祝日ということもあり施設内がとんでもなく混んでいたからだ。

辺りは人、人、とにかく人。




　？「あ！」


　？「あ？……は、」


　？「おぉ！！」


　？「オーイ！！」



　『あ……』


　国見「……はぁ」




また顔見知りにあった。

……エンカウント率高すぎくんかよ。

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