花巻の告白 ページ13
帰り待ってて、と花巻に言われた。
帰りたいのだが??
10月ってさぁ…地味にまだ暑いのよ……?
相変わらず部室はうるさいし、人待たせてるのに楽しく話しているならタンスに足の小指ぶつけろ。
それかう○こ踏め。
*
花巻「や、ごめん……!」
『くだらない内容だったらブッとばすからな』
花巻「くだらなくないって!!」
少し経って花巻が部室から出てきた。相変わらずヘラヘラと笑っていてブッとばす準備はどうやら必要なようだ。
臨戦体制に入ると花巻は慌てて手を振った。
花巻「A」
『なに』
花巻「好き」
『よし、遺言はそれだけか』
花巻「いやいや!え、今のくだらない!?」
くだらないだろ、
冷やかしなら結構だ!本当に!彼氏が欲しいのに!
今でもいっぱいいっぱいなんだよ!!悪いか!
花巻「本当におまえが好きなんだよ」
『証拠は!??』
花巻「そうなったら少女漫画辺り抱きしめるんだろ〜。抱きしめて良い?」
『私が良いと言うと思うの?』
花巻は「あ〜、ムードもへったくれもねーよ!!」とぶすくれる。
私はなにをしているのか?コント?
まぁ確かにムードなんてあったもんじゃない。つか、花巻もなにをしてるのか?
罰ゲームか。クソ!!
花巻「じゃあさ、Aはどういうのを証拠として認めてくれる?」
『は…?花巻……?』
なんだよ、急に。
そんな真面目な顔で見るなよ、いつもみたいにヘラヘラ笑ってよ。
……からかうな、バカ花巻。
ふざけんな!
なに真面目に話してんだよ!!!
『…バカヤロウ!花巻のバーカ!!』
花巻「Aより頭良いんだけど」
『ウソだったらブッとばす!生憎、私は告白されておちるような尻軽じゃねーの!!』
花巻「ウソじゃねーよ。ずっと前から言ってんだろーが!!」
『……私が認めたら付き合ってあげないこともない…。でも、そんな安いと思うなよ!』
自分でも何様だって言いたくなる。
花巻「ハイハイ」
『帰る!!』
花巻「気をつけろよー」
いつもなら一緒に帰る!って言うのに、
気をつかったのか!!?
誰だよアイツ!!
私は八つ当たりするように地面を蹴って家まで走った。
*
花巻「…は、やっとわかったかバカA。おせーよ」
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ひーな(プロフ) - モモさん» ありがとうございます!!また更新再開しますので! (2023年2月13日 21時) (レス) id: df5e586c8d (このIDを非表示/違反報告)
ひーな(プロフ) - ( ・´ー・`)どやw@ぐんぐんグルトさん» あざっす!!良い性格してんよな、笑 (2023年2月13日 21時) (レス) id: df5e586c8d (このIDを非表示/違反報告)
モモ - かみっすね。かみっす。受験合格願ってます!!これ、めっちゃ好きなので更新頑張ってください! (2023年2月13日 18時) (レス) @page19 id: 759a61aa3f (このIDを非表示/違反報告)
( ・´ー・`)どやw@ぐんぐんグルト(プロフ) - やっぱこの作品の夢主好き…(告白) (2023年2月12日 16時) (レス) @page19 id: 4e2cb1d965 (このIDを非表示/違反報告)
スルメ - 推薦頑張れーーー!私も私立一般終わってあとは公立だけ!ちなみに推薦私のとこは今日でした。 (2023年2月8日 0時) (レス) id: a9d4a539d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひーな x他1人 | 作成日時:2022年11月29日 22時