八 ページ10
万葉side
心の底にある黒く染まった感情が浮き上がるのがわかった
拙者には見せぬ笑顔、拙者には言わぬ砕けた言葉
……拙者とは合わせない視線
拙者は眼中にないことなど知っては居たが、ここまでだとは
道のりは長いでござるなぁ、と笠を深く被り、なるべく明るく考える。
こうなれば…ふむ、本気で堕としにかかる必要があるでござるな！
さすれば、必然Aの事を知らなければならぬ
そう思い隣の会話に耳を澄ませる
パ「Aは何が好きなんだ？」
む、いつの間に名前を呼ぶほど仲良く…
まあいい、今は集中しよう
浅「……僕は、うーん、刺身、ですかね」
体に電流が流れた様な感覚に陥る
効果音は''ピシャーン！！''である
な、なんと…刺身であるか……うむ…
拙者は刺身は少し苦手であるのだが……
開始早々壁が立ち憚ってしまった。
空「じゃあ苦手な食べ物は？」
浅「……焼き魚？」
ピシャーン！！
2度目である。まさかのここまで好みが違うとは…
だが、……っだが！疑問形であった！そこまで嫌いではないのではないかと思う
パ「そうなんだなぁ、同じ魚なのに…ぷっ、なんか面白いな！」
浅「え、えぇ…そんなこと……」
空「あ、じゃあさ、最近ハマっている事とかはある？」
浅「うーん…？他の国の歴史を知ること、かな…」
パ「へえ！じゃあ他の国に行きたいとも思うか？」
浅「……はい、そうですね。ですが、今は鎖国状態なので…」
そう困った様に笑うA
……拙者ならば一緒に行くこともできるが…
だが拙者は浪人、なんならお尋ね者である
空「…やっぱり、Aも鎖国はいや？」
浅「……いえ、どうでしょう」
公の場でそんな発言は許されないのであろう
何かを言いかけたAが口を閉じた
その時、各自頼んだものが出された
パ「わっはぁ〜っ！全部美味しそうだぞ！！」
空「わっ、パイモン、暴れないで」
浅「いただきます」
そう言いながら各自食べ進めていく
……綺麗な箸使い
少し小さな口。動きが秀麗に感じる
美味しい、と言う様に口元を綻ばせるA
可愛い…、綺麗にも見えるが、やはり可愛いでござるな
その時
パ「Aのやつ、旨そうだなぁ〜…！」
浅「食べます？」
パ「い、いいのか！？」
それじゃ、いただきまーす！
とAが！使った箸！！で差し出された食べ物を口にしようとするパイモン殿
所謂、あーん、である
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河井 - ぷんさん» 嬉しさ満開！いい言葉ですね！！楓原万葉…罪な男です。ただし私が書くものはどうしてもネタ寄りにまでなってしまうので…真面目な万葉も頑張って書いていきたいと思います…！こちらこそありがとうございます！ (2023年1月9日 0時) (
レス) id: 8a7a723f92 (このIDを非表示/違反報告)
ぷん - ひゃー！！！！推しのBLだぁぁぁ！！！！！嬉しさ満開！！！なかなかないから本当に嬉しいですありがとうございます泣 (2023年1月8日 14時) (レス) @page9 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
河井 - 夜叉さん» わひゃー！！！嬉しいですありがとうございます…… (2023年1月6日 16時) (レス) id: 8a7a723f92 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉(プロフ) - 神作を見つけてしまったありがとうございます推しが尊い（殴 (2023年1月6日 16時) (レス) @page4 id: 0a276b4c2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：河井 | 作成日時：2023年1月6日 11時
