学ばない ページ31
そしてやってきてしまった土曜日。
1ミリも待ち遠しくなかった合コンとやらをする日だ。
何をどう丸め込まれたかと言うと、イムさん曰く私は男を知らなすぎる、と。
高校の頃はベクとチャニョルしかまともに話した事がなくてその後も彼氏は1人。
そう伝えるとそんなんだから駄目なんだ、もっと男を知らないといけない、世の中いろんなタイプの
男がいる、今から人集めるから土曜は空けといて。と一方的に捲し立てられ拒否権など与えられなかった。
おまけに待ち合わせ場所に行くとそんな格好で行くつもり？と睨まれてそのまま引き摺られるように服屋に連れて行かれ新しい服をイムさんが選びそのまま着せられた。
｢布少ない…恥ずかしい…せめて上着着させてください…｣
今流行りのオフショルダーというやつを選ばれたのでなんだか上半身が心許ない気がして落ち着かない。
こんな服絶対に自分では選ばないのに。
｢まだ若いんだから出せるもんは出しなさいよ〜、似合ってるから大丈夫｣
｢おばちゃんみたいなこと言う…｣
｢失礼な…5歳しか変わらないでしょ｣
ぐちぐち言いながら歩いているとお店についてしまった。
なんだか妙に緊張する。
ちゃんと話せるだろうか、そもそもどんな人達が来るのだろうか。
｢お待たせ〜｣
イムさんの挨拶で個室にいた男女の視線が一斉に集まり萎縮した。
男の人が3人と、私たちの他に女の人が1人。
明るい茶色の髪でにこにこしている人と黒髪の眼鏡の人と薄い茶色の髪の人と長い髪をひとつにまとめた綺麗な人。
それが皆の第一印象だった。
｢久しぶりだなイム〜。既婚者のくせに合コンやりたいとか言い出すからびっくりしたじゃん！｣
明るい茶髪の男性が大きく笑いながら座って座って、と私たちを空いている席に促した。
皆イムさんと同じくらいな歳だろうからやっぱり緊張してしまう。
｢私のための合コンじゃないから！この子のため！可愛いでしょ｣
肩をぽんっと叩かれたので慌てて笑顔を作った。
笑ったまま黙っていると肘でつつかれたのでイムさんを見てみると睨まれていて顔を顰めた。
｢何ですか？｣
｢何ですか？じゃなくて、自己紹介くらいしなさいよ…ごめんね〜なんか緊張してるみたいで！Aちゃんって呼んであげて｣
｢あっ…すみません…！｣
駄目だ、緊張しすぎていつもの私が出せない…
これはお酒の力に頼るしか無いのでは？
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みつき - オトナの恋物語という感じで私には苦くて酸っぱくてそしてほんのり甘かったです。お互いを思いやったり気持ちを押し殺したりリアルで切なかったです。ありがとうございました！ (2019年6月12日 4時) (
レス) id: bd38120f18 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ソルさん» お返事遅れて申し訳ございません！わ、読み返してくださったんですね(;_;)イムさんのことまで好きだと言ってくれてめちゃくちゃ嬉しいです...番外編もツイッターになってしまいますがよろしくお願いします！！ (2018年8月23日 18時) (レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - 最初〜読み返してしまいました！しうちゃんとくっ付いて嬉しかった反面、べくが切なくて...でもきっとベクをたくさん愛してくれる相手に出逢えますよね^ ^イムさんも、なんか好きでした！その後の2人とベクイムさんも楽しみにしています♪Kさんお疲れ様でした！ (2018年8月15日 14時) (レス) id: 0f050d23ca (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - あまいくりーむさん» いつもコメントありがとうございます！そんなふうに言っていただけて本当に嬉しいです...息抜きや楽しみになれていたなら本望です！本当にありがとうございましたー！！ (2018年8月11日 12時) (レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - みんみんさん» コメントありがとうございます！ミンソクさん派だったのですね！結末に満足して貰えたようで嬉しいです(^^)こちらこそ最後までお付き合い頂いてありがとうございました！またどこかでお会い出来れば嬉しいです！ (2018年8月11日 12時) (レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2018年5月26日 23時
