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変わった気持ち ページ42

言ってしまおう。
いや、やっぱり言えない。


心の中で暫く葛藤して口を開いたり閉じたりしているとミンソクさんは小さく笑った。


「Aさん、この後は予定あります?」


「え?」


「昼から飲める店知ってるんで行きませんか?」


突然の提案に驚いてマジマジとミンソクさんの顔を見てしまった。
どういう風の吹き回し?


「お酒が入った方が気楽に話せるでしょ」


ミンソクさんと2人きりで飲みに行けるなんて願ったり叶ったりなのだけど、今私はミンソクさんを諦めようとしているところなんだ。
それなのにそんなことしたら…


「そうと決まれば行きましょう」


まだ返事もしてないのにミンソクさんはコーヒーを飲み干して立ち上がったので慌てて自分も立ち上がったけれど、行くか行くまいか迷っているとミンソクさんが振り返った。


「今日は拒否権無しですよ」


そんなこと言われたらもう断れないじゃないか。
すぐに用事があると言わなかった時点でもうバレてるんだから。


ミンソクさんについて歩いて15分ほど。
1件の居酒屋に辿り着いた。
15時からお店が開いていてちょうど開店したばかりの時間だ。


店内には数名既に人がいてお酒を飲んでいる。
お昼からお酒を飲むことなんて無いからなんだか少しわくわくし始めていて我ながら緊張感が無いな、なんて思ったり。


「Aさん何飲みます?」


「あー、えっと、じゃあビールで」


「お、いいねえ」


なんだか嬉しそうなミンソクさんに自然と頬が緩んでしまう。
ああ、本当に私って意志が弱い。
ベクの事を思ってなんだか罪悪感が少し湧き上がってくる。


注文したビールが届くとすぐに乾杯をして飲み始めた。
昼に飲むお酒も良いものかもしれない、と喉に染みるアルコールを感じながら思った。


すぐにあの話をするのかと思ったけど普通に世間話やら少し真面目な仕事の話をするばかりで、普通に楽しんでしまった。


だって、やっぱり好きなんだもん。
簡単に諦められるならこんなに悩んでない。


でも、確実に前よりベクのことを思い出すことが増えた。
ベクはこういう時なんて言うだろう。
ベクだったら今どんな風に笑うだろう。


ミンソクさんといる時にもこんな事を考えるくらい、私の中のベクの存在は大きくなっていた。


このまま私の中でベクでいっぱいになれば良いのに。
そうしたらなんの負い目もなく傍にいられるのに。

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K(プロフ) - ソルさん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます(;_;)ミンソクさん派も多いのですね!どちらとのハッピーエンドなのか、楽しんで読んでもらえると幸いです(^_^) (2018年5月24日 20時) (レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ゆなさん» ベクペンさんなのですね!私なら選べないです、どちらとも幸せになりたいです...笑 (2018年5月24日 20時) (レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - きらさん» こんばんは!わー、ミンソクさん派!ベク派が多いと思ってたのでなんだか嬉しいです(>_<)どちらとも幸せになれれば良いのに...と作者なのに悶々としてます笑 (2018年5月24日 20時) (レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - いつも楽しく拝見してます!ミンソクさんとハッピーになってもらいたいなって思いますっ! (2018年5月20日 23時) (レス) id: 0f050d23ca (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - ベクペンだけど、選べません(笑) (2018年5月20日 4時) (レス) id: 2f6c46c71c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:K | 作成日時:2018年3月15日 18時

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