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「Aさん、最近ベッキョニと仲良いですよね」


ベクの事を考えている時にベクの話を振られてドキリとした。
何を考えていたかバレていたわけじゃないのに動揺してしまう。


「そうですかね?確かに前より頻繁にご飯いったりするかもですけど…」


何となく決まりが悪くてビールを流し込んだ。
普通に仲良いですって言えば良いのに…。


「もう付き合ってるのかと思いました」


こっそりミンソクさんを盗み見する筈が思い切り目が合った。
なんでそんなに真っ直ぐ私のこと見てるの。
やめてよ、ミンソクさんと目を合わせるのには心の準備が必要なんだから。


「いやいや…付き合ってないですよ!」


「へえ」


信じていないとでも言いたげな口調だ。
ただの同僚とは言えないし、ただの高校の頃の先輩後輩とも言えない。
けど、本当に付き合ってはいないもん。


「ミンソクさんこそ…どうなんですか?さっきの話」


話題を変えたいのと話の続きが気になるので緊張しながらもあの人の話を振った。
やっぱりもうあの人とは会わないで欲しいけど、本当に好きならそれはそれで諦められる気がする。
一体、今の2人はどうなっているのだろうか。


「んー…」


ミンソクさんは曖昧に相槌を打ちながらビールを飲み干して新しく注文をした。
相変わらずいい飲みっぷり。


「結論から言うと、変わってない…ですかね」


変わってないということは、今も2人で会ってるってことだ。
そうだろうと思いつつも気分が落ち込んでいく。


「関係は変わってないんですけど、気持ちは変わったかな」


「気持ち?」


「最初は罪悪感もあったけど自分の方が幸せにしてあげられるのに、とか正義ぶってたんですよ。でも途中からは聞かされてた話も嘘なんだろうなって気付いてたしそれでも離れられなかったのは俺の方でした」


嘘だと気付いてても離れられないくらいあの人に執着していたんだ。
その事実だけで胸が苦しくなる。
ミンソクさんにそう思ってもらうなんて私には到底無理なことだ。


「でも最近、凄い焦ってます」


深く溜息を吐き出してお皿に残っている付け合せの野菜をつつくのをただ見つめた。
今はただ、ミンソクさんの言葉を聞こう。


「やめようの一言が言い出せない。俺はあの人が好きなわけじゃなかった。ただ、必要とされて頼られてることに浸ってただけなんですよ」


ああ。
ミンソクさんはきっと出会う前戻りたいんだ。
ひと目見ただけでそれが分かるほどに後悔していた。

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K(プロフ) - ソルさん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます(;_;)ミンソクさん派も多いのですね!どちらとのハッピーエンドなのか、楽しんで読んでもらえると幸いです(^_^) (2018年5月24日 20時) (レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ゆなさん» ベクペンさんなのですね!私なら選べないです、どちらとも幸せになりたいです...笑 (2018年5月24日 20時) (レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - きらさん» こんばんは!わー、ミンソクさん派!ベク派が多いと思ってたのでなんだか嬉しいです(>_<)どちらとも幸せになれれば良いのに...と作者なのに悶々としてます笑 (2018年5月24日 20時) (レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - いつも楽しく拝見してます!ミンソクさんとハッピーになってもらいたいなって思いますっ! (2018年5月20日 23時) (レス) id: 0f050d23ca (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - ベクペンだけど、選べません(笑) (2018年5月20日 4時) (レス) id: 2f6c46c71c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:K | 作成日時:2018年3月15日 18時

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