episode123 ページ25
夢主side
月野「Aちゃんにね、ずっと聞きたいことがあったんだよ！」
貴「なぁに？」
月野「前に言ってたでしょ？私のスターシードが誕生した時…この太陽系を選んだって」
貴「ふふっ」
水野「私も気になったわ。そもそもスターシードって一体どうに作り出しているの？」
愛野「そんな難しい話ここでするの？！」
月野「ずっと気になってたんだもんー！」
星野「お前たちの想像を遥かに超えた話だぜ。な？A」
貴「ふふっ…そうね
スターシードは星の生まれ変わりと言えばわかりやすいかしらね」
みんなは静かに私の話に耳を傾けた。
貴「前にも話した通り、星を創るためには希望のエナジーが必要です。
エナジーを集め、ある種にソッと息を吹きかける…
その種は蕾となり、誕生のその瞬間まで私からエナジーを受け取り続けるのです。
蕾からどんなスターシードが誕生するかは私でも分からないけれど…
蕾から花が咲いた時、私にはその生まれたスターシードがどの星に必要なのか分かるのです。」
そうあの瞬間…
スターシードにやどる力を感じるの。
それぞれが全く違う波動を持っていてとても美しいの。
貴「そして、誕生したスターシードは星のもとへと送られる…
あなたたちは星を守護するべく誕生した…
うさぎちゃん…あなたも同じなのよ。
でも覚えておいて。うさぎちゃんの持つスターシードは特別なの 」
銀河の星々には、守護すべき星がある所がほとんど。
太陽系であれば、戦士たちは月の星を。
星野たちの星はキンモク星を。
そして、プリンセスという存在を守るという使命を全うすべくそれぞれは仲間として力を合わせる。
太陽系だけは私も任せっきりにしていたせいで…
ある時期から戦士たちの自覚や記憶が消えてしまい、各々がただの地球人となってしまっていた。
太陽系の中の1つの惑星に戦士たちが集まって転生したことで、銀河を漂う災いはそこに目を向けてしまった…
貴「強い輝きは闇中で災いを呼び寄せてしまう…
あなたの輝きが誕生した時ね、私とても魅了されたわ。
この太陽系のプリンセスに相応しい…
あなたは闇をも照らせる輝きを持っているわ 」
ギャラクシアがこの太陽系を最後に狙ったのもそれが理由…
私にとっても最後の希望…
貴「ここまで皆で生き延びていてくれて、本当にありがとう 」
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作者名：星に丸猫 | 作者ホームページ：
作成日時：2024年11月11日 7時
