episode120 ページ22
夜天side
夜天「プラネット様が消えたらどうなるの！？
銀河はおしまいだよ！！！」
大気「夜天…大声で喚かないでください……」
夜天「静かに座ってろとでも言うわけ！？！」
大気「冷静になるべきだと言ってるんです！！！！」
ﾄﾞﾝｯ＿
僕は壁を拳で殴った。
大気はソファに座ってじっと目を閉じている。
星野はずっとドラムを叩きっぱなし……。
プラネット様のスターシードが黒く変色し始めてることを聞いた。
信じられなかった…
だってあのセーラープラネット様だ…
銀河の闇を打ち消す黄金の輝きを持つ戦士。
そんな方が消える…
受け入れられるはずないｯｯ…！！！
夜天「ねえ…もういい加減辞めたら…」
僕はドラムを叩く星野に言った。
星野「クソッ！！！！」
ｶﾞﾀﾝｯ＿＿！！
星野はドラムスティックを床に投げつけた。
夜天「……」
星野「からかわれてるみたいじゃないか！！！！
歌って歌って歌い続けて…届いているはずなのにｯ
プリンセスはなぜ姿を見せてくれないんだｯ…
もう時間はないっていうのにｯ……！！」
ギャラクシアを倒さないと…
Aを助ける唯一の方法はギャラクシアから星を取り戻す事だけだ。
黒く染る前に……
だからプリンセスが必要なんだ。
僕たちじゃAは救えない…
星野「くそ！！頭冷やしてくる」
夜天「星野！」
大気「…放っておきなさい…」
夜天「……プリンセスはどこにいるんだろう…」
大気「…プリンセスはすぐ側まで来ているはずです」
夜天「うん…僕も感じたんだ」
大気「え？」
夜天「あの子からプリンセスの香りをね」
愛野のオーディションの後、月野とその妹が来てて帰り際に香ったんだ。
プリンセスの香り…
大気「あの子が鍵を握っているとでも？」
夜天「それなら話は早いんだけどね」
大気「ならば、確認してみましょう。今度の週末にでも」
夜天「はやくしなくちゃ…Aのために」
大気「えぇ…Aのために」
僕はAの部屋で大気と顔を合わせて頷いた。
今まで見つからなかった手がかり
それが目の前にあるなら探らない手は無い。
夜天「待っててA。必ずプリンセスを見つけるから」
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作者名：星に丸猫 | 作者ホームページ：
作成日時：2024年11月11日 7時
