クーデレ彼氏と私の恋愛事情 【そらる】

事情 ４ ページ6

天月side

『ふー』

僕は、Aとの電話を切ると、ほっと息を吐き出す

あんなに、軽くOKしちゃったけど…

よくよく考えたらヤバイよな…

だって、Aはそらるさんの彼女だ

そらるさんは、なかなか言葉に出さない様だけど、Aのことを溺愛している

この前の打ち合わせで、どれだけのろけを聞かされたことか…(遠い目)


でも何で、そらるさんといっしょに買い物行かないんだろ…

喧嘩でもしたのかな…

まあ、あの二人のことだから直ぐ仲直りするでしょ


問題は僕の命だよ←

そらるさんにバレたら、ぶっ 殺 されて、八つ裂きにされそうだなぁ…

こわっ:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):


まあ、Aが言わなければいいだけだし！

…てか、時間！


僕は、駅まで走る

そして、時計台の下でスマホをいじってるAを見つけた

『A！』

僕が呼びかけると、Aはパッと顔を上げて、笑った

うん、可愛い

そらるさんが切実に羨ましいよ…

「遅かった！ もう、めっちゃ待ったよ？」

『ごめん、ごめんw』

「もー！」

これは側から見たら、カップルに見えるだろうか

…見られちゃまずいけど！

「お詫びに一緒に写真を撮ってもらいます」

『分かりました…？』

なぜに写真？

っていう疑問を抱きながらも、Aと写真を撮る

「ん、ありがとー！」

Aは、そう言いながら、慣れた手つきでスマホをいじる

『何してんの？』

僕の問いかけを無視してAはスマホをいじり続ける

そして、しばらくすると、僕の方を見て笑った

何の悪気もない様な屈託のない笑顔でAは爆弾を落とした

「ツイッターにあげといたよ！」

『…』

さようなら、僕の人生(白目)

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