クーデレ彼氏と私の恋愛事情 【そらる】

事情 ２ ページ4

そらるのせいで

少し遅めの朝食をとり、只今そらるを説得中ですw

『ね？ どうしてもここ行きたいの！ 今日作業ないって言ってたじゃん！』

「作業はない だけど、ここ遠いし、人多そうだし…」

『お願い！』

「やだ(即答)」

くそーーーー！

絶対これ行ってくれないよね…

もういいし！

『もういいし！ 1人で行くから！』

そう言って、リビングを出る


おしゃれをして、メイクを少しする

髪の毛を整えて部屋を出た

すると、そらると鉢合わせる

「…1人で行くのにそんなにオシャレしたの？」

『ぶちっ…』

はーい、そらるさん

あなた今、私の地雷を踏みましたよ？

Aちゃんおこですよ？

「もういいし！ そらるなんて大嫌い！」

いや、本当は大嫌いなんて思ってないよ？

でもさ、私、今おこだから←


玄関まで走ると、ドアを開ける

後ろからそらるが追いかけて来てくれないかなぁ、なんて淡い期待を持ちながら

…

デスヨネー


私は家を出た

なんか、本当に1人で行くの虚しくなって来たなぁ…

あ、そうだ！

『あー、もしもし？』

「はーい、どしたー？」

相変わらず、爽やか少年ボイスですね

羨ましいですよ←

『今からいっしょに買い物行ける？』

「うん、行けるよー」

『じゃあ、◯◯駅集合で！』

「わかったー、ちょっと待っててねー」

『はーい』


ん？

電話の相手？

もう直ぐ分かるよ

ヒントは、“爽やか少年ボイス”かな？w

あ、私の幼なじみね


私は、集合場所の駅へと、足を進めた

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