拠点 ページ47
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阿「それで話しを戻すけど、今後は此処を拠点に情報を集めた方が良いと思うんだよね」
岩「俺も阿部に賛成。闇雲に歩き回ってたら命がいくらあっても足りねえし、とりあえずは此処にいよう」
深「んなこと言って、もっさんはゾンビが怖いとみた〜！」
宮「ふっかやめな。照が視線だけで人を殺せそうな勢いだからね。ほら」
深「ごめんなさい」
ふふふ、と肩を揺すっていたら隣に座ってたラウール君も同じように笑っていて、なんだかホッとした。
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翌日は久しぶりスッキリした気分で目覚めた。
ひーくんと渡辺さんと並んで歯を磨いて、さっくんと向井さんと共に宮舘さんの朝食のお手伝いをする。
この辺の偵察にと、ふっかさんと目黒さんと阿部さんが出掛ける支度をしていて、その近くには不安げなラウール君が大きな身体を丸めて体操座りしていた。
「どうかした？」
ラ「あ、うん。別に」
阿「ふふ。Aさん、良かったらラウールの傍に居てやって。この子すっごく人見知りでね、俺が出るから少し不安になってるんだよ」
あ、そっか。
ラウール君は一人だけ高校生で、唯一の知り合いは先生である阿部さんだけ。
そりゃあ不安にならないわけがない。
男性よりは女の私の方がまだ気楽かなって思って話し掛けたら、頬を染めて俯かれてしまった。
あれー？おかしいな。前はもう少し話せてたのに。あれは危機的状況だったから？
向「多分だけどさー、思春期男子に女の子は逆効果じゃない？ドキドキだわ」
ラ「なっ！？ 止めてよ！そんなんじゃないし！！」
目「ふっ、顔真っ赤じゃん。そういうとこがお子ちゃまだわ」
ラ「むっ！ 深澤さんも目黒さんも嫌い！ふん！」
「え、ええ？ ちょっと喧嘩？ラウール君！！」
ぷっくりと頬を膨らませてラウールくんは走ってどこかへ行ってしまう。
うそー？ 仲間割れなんてやめてよ。
阿「多分大丈夫だよ。ああ見えてしっかりしてるから。ただ馴染むのに時間が要るだけ。それじゃあ後は頼みますね」
深「いや〜青春だな〜」
目「………うっす」
この三人で偵察、本当に大丈夫か心配になってきた。
けど後は任せて私はラウール君の元へ向かうことにした。
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ゆきんこ(プロフ) - ayaさん» コメントありがとうございます！はい！終わりに向かってます。これからの展開どんな風に受け止めてもらえるか不安も多いのですが決めていた事なので最後まで貫き更新頑張ります！！ (2021年8月15日 10時) (
レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 終わりに向かっていってるんですね！なぜこんな世界になったのか、、また困った展開も待ってるみたいですね！気になりますっ！！^ ^ (2021年8月15日 2時) (レス) id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 涼菜さん» ありがとうございます！！不定期更新ですがお付き合いしてもらえると嬉しいです(^^)頑張ります！ (2021年7月29日 22時) (レス) id: 6bfa312962 (このIDを非表示/違反報告)
涼菜(プロフ) - いつも楽しみにしています！これからも更新頑張ってください(*^^*) (2021年7月29日 14時) (レス) id: ec45b950ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ふさん» ありがとうございます！彼らも前へ進みます(^^) (2021年7月29日 13時) (レス) id: 6bfa312962 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年11月19日 13時
