目指すは南だってよ。（w） ページ5
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下水道に下りたら、まあ予想通りジメッとしてて既に気分最悪。
歩く度に水が靴を湿らせるし、暗いからそれだけで怖いし。
宮「やっぱり誰か居たみたいだね」
涼太は凄いよな。
こんな状況でもちゃんと周りを見てる。
俺はただ着いて行くのがやって、何の役にもたってないなって。
宮「……ここ見てよ。誰か寝泊まりしてたんじゃないかな？」
渡「あー、確かに」
機械室のような場所を覗いてみると、涼太のいうように誰かが居た形跡がある。
こんな世の中なんだから片付けたりする必要ぶっちゃけないだろって思うけど、食べたもののゴミをちゃんと隅っこに纏めて置いてあったり。
渡「俺、こいつと友達になれると思うわ」
宮「そ、良かったね」
すっげえどうでも良さそうな返事じゃん。
渡「……ん？」
宮「どうかした？」
壁になんか書いてあるような？
懐中電灯で照らすと、コンクリートの壁に薄くだけど白い文字。
なんかで削ったようなやつ。
渡「南…に、行く？」
宮「"俺たちは南に行く"だね。この部屋を出たら二又に別れ道が出来ていたから、それを南の方角に進むよって事かな」
渡「…だろうな」
涼太と顔を見合わせ頷き合う。
答えはもう決まってる。
どんな奴か分かんねえけど、こいつと合流しよう。
とは言ったものの、あの文字がいつ書かれたものか分かんねえから、どれだけ歩けば良いのかさっぱり。
もう二時間位は歩き通してるだろ。
渡「なあ、休まねぇ？」
宮「いやここはやめよう。休むなら身を隠せる場所を探さないと」
んまあ、そうだけど。
そんな都合良くさっき見たような部屋なんてねえしさ。
と、先を照らして目を凝らす。
渡「あ、あの小さな穴は？」
今俺たちが歩いてるメインのこのでかい通路の横にたまに現れる小さな穴。
水がそこを通って、ここに流れ着くようになってんのかな。
宮「そうだね。室内的なとこは無さそうだし。とりあえず中に入って背中合わせにして休もうか」
穴によじ登って入ると、予想通り下は濡れてる。
はあ、分かっては居たけどここに座るんだよなあ。
やだなー。
でももう体は結構限界を訴えていて、涼太の指示で穴の奥を向いて座る指示を出されたら、もう諦めて腰を下ろした。
ひんやりとケツに感じる冷たさが、なんだかすっげえ虚しく感じる。
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気持ちの滅入りは死に近付く→←まず何がしたいって風呂だよな（w）
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ゆきんこ(プロフ) - ayaさん» コメントありがとうございます！はい！終わりに向かってます。これからの展開どんな風に受け止めてもらえるか不安も多いのですが決めていた事なので最後まで貫き更新頑張ります！！ (2021年8月15日 10時) (
レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 終わりに向かっていってるんですね！なぜこんな世界になったのか、、また困った展開も待ってるみたいですね！気になりますっ！！^ ^ (2021年8月15日 2時) (レス) id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 涼菜さん» ありがとうございます！！不定期更新ですがお付き合いしてもらえると嬉しいです(^^)頑張ります！ (2021年7月29日 22時) (レス) id: 6bfa312962 (このIDを非表示/違反報告)
涼菜(プロフ) - いつも楽しみにしています！これからも更新頑張ってください(*^^*) (2021年7月29日 14時) (レス) id: ec45b950ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ふさん» ありがとうございます！彼らも前へ進みます(^^) (2021年7月29日 13時) (レス) id: 6bfa312962 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年11月19日 13時
