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すぅすぅとAちゃんが息をたて眠っている。
俺とゾムさんはそれを見てホッとした。
ドアを開けたときのAちゃんは
目がうつろで立っているのもやっとな感じだった。
LINEが来た時は本当に焦って1秒でも
早くAちゃんのところへ行かなきゃって思ったね。
「お粥作ろうと思ったけどもうちょい
あとの方がええかな」
「そうやね、大先生器用やし美味しいの作ったれよ」
「任せときいや」
チラッと見た
Aちゃんの火照った横顔がいつもより
色っぽく見える。
パジャマから覗いた胸元は汗がじんわりと伝い、官能的だ。
(エッロ……)
なんとなく気まずくて顔をそらす。
童○かクッソ
普段可愛らしい彼女を知っているからこそ
より興奮している気がする。
もし二人っきりなら……襲っていたかも。
*
「ほら、Aちゃんお粥やで
……あーん」
半身だけ起こしたAちゃんに
完成したお粥を食べさせる。
湯気をたてたお粥からは美味しそうな匂いが
ただよった。
…あーんは正直断られると思った。
「あーん…」
しかし熱で朦朧としているのか
Aちゃんは俺の差し出した
スプーンをパクッとくわえ、
モグモグと咀嚼をすると
「えへへ、鬱君ありがとう」
普段なら見せないような笑顔で
へにゃっと笑った。
熱で顔が赤く染まったAちゃんの
笑顔は俺の心臓にグッと刺さった。
なんやその破壊力
クッソかわいいやんけ
「……ほんまにずるいわあ」
なんとなく頭を撫でると
Aちゃんは嬉しそうに頭を寄せた。
*
「えっAちゃん覚えてないの
俺との熱い夜を」
「えっえっ……!?
熱で覚えてないんですけどほ、ほんとうに…!?」
「A、大丈夫や全部噓やぞ」
ーーーーーーーー
マッキー様リクエスト
ありがとうございました!
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脅威のセラフ - これ、WTの皆様と幼馴染だったら嬉しい! (2020年7月11日 16時) (レス) id: 285d3eca52 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 根回ししますのところ、発声が発生になってるっすよ (2019年10月15日 18時) (レス) id: 6405eb1fb4 (このIDを非表示/違反報告)
狂猫 - 名前ありさにしてたんでアリサちゃんとか出たのビビりましたww (2019年9月8日 17時) (レス) id: 7d56b5cd53 (このIDを非表示/違反報告)
きらり(プロフ) - るいさん» コメント、リクエストありがとうございます(^^)実はちょうど書きたかった話なので書かせていただきますね! (2019年8月25日 0時) (レス) id: caac3973be (このIDを非表示/違反報告)
るい - 主人公のメガネ取った姿を見たいです (2019年8月24日 21時) (レス) id: 4461d627b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きらり | 作成日時:2019年8月14日 8時