014輪目 strawberry ページ17
April Second
strawberry 〜拓飛side〜
チチチ…ピチチチ…
拓「ん…」
朝だ。鳥の囀りがきこえる。
コンコン
菫「あら、起きたのね。おはよう拓飛。」
拓「おはよう。」
菫「今日は珍しく遅いから心配しちゃった。」
拓「え?今何時?」
菫「11時よ。」
…は?
いや、俺寝過ぎだろ!
拓「ね…寝過ぎた…」
菫「いいんじゃないの?疲れてたのよ、きっと。」
ベットから出て、一階へ降りる。
優「お兄ちゃん、おはよー!」
拓「おはよう、優飛。」
あれ?父さんが見当たらない。
拓「優飛、父さんは?」
優「お父さん?えっと…えっと…」
菫「父さんなら、家具屋さんよ。食卓捨てちゃったでしょ?」
ああ、だからか。
菫「拓飛はごはん、どうするの?」
拓「朝昼兼用でいいよ。」
そう返事し、ダンボールの箱を開ける。
母さんが朝早くから片付けを進めてくれたおかげか、昨日に比べてダンボールがかなり減った。
菫「拓飛の分はまだ全く片付けてないから、自分の好きなようにしてね。無理そうな所は手伝うから。」
俺のダンボールは2箱。
1箱ずつ部屋へと運ぶ。
拓「フゥ…よし、始めるか!」
本棚に本を入れていく。
…こういう作業してる時って…何故か普段読まない本を読みたくなる!
荷物はそこまで多くなかったため、12時くらいには終わった。
禰「ただいまー!」
少しゆっくりしていると、父さんが帰ってきた。
リビングへ行くと、既に昼ごはんの準備は終わっていた。
まだ食卓が無いため、簡易の机を組み立てる。
禰/菫/拓/優「いただきます。」
今日の昼ごはんは親子丼。
後、デザートに苺もある。
…苺にも花言葉ってあるのかな?
実が生る前に白とかピンクの花が咲いているし…
今度柊愛に聞いてみるか!
優「ん!いちご、おいしい!」
苺は酸っぱくて、でもどこか甘くてあたたかい、そんな味がした。
………………………………………………………………………………………………………………
イチゴ
花言葉…幸福な家庭,尊重と愛情,先見の明,あなたは私を喜ばせる
誕生花…3/31,4/13
015輪目 limnantes→←013輪目 sternbergia
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:博士 | 作成日時:2019年12月8日 11時