【オリジナル】平安時代の割れ物

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京都のある定食屋で住み込みで働くことになった俺は、とにかく物凄く働いた

逃亡のあの日の夜、実は店に戻って飯代を払うのを忘ればっくれた形になっていたのだ

あの日の夜の料金が借金として今の俺に重くのしかかってる…

いや、利子高いわ…

「(もっと割の良いとこじゃねぇと借金返せねぇな返せねぇな…)」

最初天国かと思われたその職場(場所)は、ある意味天国への架け橋となっている

うん。分かるよ。
ばっくれた奴見付けたら普通こき使うもん

まー現にこき使われとるけどもね


「はぁ…」

「…お兄さん、お兄さん、」

「あ"？んだよ…」

ヒョロイ奴とガタイのいい奴の２人組の客
バッ！
いきなり手前に座っていたガタイのいい方に服の襟を掴まれ
「…客に向かってなんて口の聞き方してんだよ？」

「ごめんなさい！ごめんなさい！！
あ"ぁ"！！首締まってる！！」

ぎゅうっ

あ、これ死 ぬやつや

やだ！
まだ死 にたくないのにどうぞ殺してくれみたいなツラすんじゃねぇぞ！クソ亭主！

手を合わせるなぁぁぁぁあ！！

「まぁまぁ、イセもうその辺に転がしときなさい」
「まだ死 んでねぇぞゴラァ」

つか、誰だよお前

「おや、しぶといですね…

とどめ、私で良いですか？」







肩に手を置かれ首に刃物をぴとりとつけられる


ゾッ…





「…ご、ごめんなひゃい」噛んだ




〜


「本当にこんな奴で、大丈夫か？」
「いや、だって人足んないですもん」

えぇーーーっと？ドウユジョキョ？

困惑ピーヤ

「あの、、、誰だよあんたら」

「これは失礼、私らは屋敷を守る衛士してる者です

ここ最近人手が足りなくて困ってるんですよ
そこで若い男を衛士へスカウトしてるってわけですよ」

「で？俺が今スカウトされてるってことか？」

「そうです。そうです。理解が早いですね」

「本当、誰でもいいんだな」

俺、相当口悪い言い方したぞ！？さっき！

「お願いします！本当お願いします！お願いします！！
人員足りないんです！！！(土下座」






この後めちゃくちゃ土下座された








こんな感じで、次の仕事が見つかった





どんだけ切迫詰まってんだよ。人足らなすぎじゃね！？

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