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だが、シュアがなぜ今このタイミングで俺たちに打ち明けてきたのか。
シュアは義理も口も堅い男だ。
そんな彼が8年もの間黙っていたことを、なぜ突然話す気になったのか。
その理由に気づけないほど鈍くはない。
SC「……シュア、お前まさか、」
JS「うん。俺さ、今回Aを告発した人達はその人達なんじゃないかと思うんだ。Aをいじめて、退学処分になった人達」
隣のジョンハンが息を飲んだ。
その音は酷く大きく聞こえた。
JS「……Aがね、宿舎でどんな目に遭ってたのか、結構後になってから教えてくれたんだ。その内容と今回の告発に書かれてる内容がほとんど一致してる。書かれてること全部、本当はA自身が受けた暴力だと思う」
SC「なんだと？」
JH「……じゃあつまり、そいつらがAにしてきたことを、今度はAに擦り付けようとしてるってこと？」
JS「多分。推測でしかないけど偶然にしてはできすぎてる気がするんだよね、暴力の内容も同じで宿舎や事務所の構造にも詳しいなんて」
普段Aと一緒にいると、世の中にはゴミみたいな思考回路をしている奴らがたくさん存在していることを忘れてしまう。
Aをいじめておいて、しかもその罪をAに着せようとしているだなんて。
匿名じゃ身バレしないだろうと高を括ったか？
SC「……シュア。Aのいじめに関わった奴が誰だか覚えてるか」
JS「いや、そこまでは介入してないんだ。あの時は全部警察に任せたから。だけど俺さ、あの時から電話番号変えてないんだよね」
SC「！」
JS「警察にも俺の通報記録は残ってるんじゃないかな。だから頼めば記録を遡って相手を特定できるかもしれない。俺ら個人の頼みじゃ難しいだろうけど、事務所が色々動いてくれたら可能性はあると思う」
SC「よし、わかった。ひとまずそれを伝えに行こう」
一筋の光が見えた気がした。
Aを助けられるかもしれない。
何度もどん底に突き落とされているAを、ようやく助けてやれるかもしれない。
アイツが離れていかないように、なんとか繋ぎ止めておけるように。
アイツの居場所を守らなきゃ。
SC「天に唾したらどうなるか見せてやるしかないな」
JH「ああ、急ごう」
JS「うん」
JS「浅はかだよね、本当に」
大切な妹を傷つけられたシュアは、底冷えするほどに静かな黒い笑みを浮かべていた。
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来栖(プロフ) - セナさん» セナさん、ありがとうございます。必ずハッピーエンドにします！続きはもうしばらくお待ちください🙇♀️ (2022年10月26日 21時) (
レス) id: 3b73c7ec64 (このIDを非表示/違反報告)
来栖(プロフ) - てじさん» てじさん、いつもありがとうございます。続きはもうしばらくお待ちください🙇♀️ (2022年10月26日 21時) (レス) id: 3b73c7ec64 (このIDを非表示/違反報告)
来栖(プロフ) - 景夜さん» 景夜さん、いつもありがとうございます。続きはもうしばらくお待ちください🙇♀️ (2022年10月26日 21時) (レス) id: 3b73c7ec64 (このIDを非表示/違反報告)
セナ(プロフ) - 初コメ失礼します、、、！一難去ってまた一難😭😭パルちゃんとジュンくん、セブチのみんなが幸せになりますように……！更新応援しております🥹🥹 (2022年10月22日 9時) (レス) @page47 id: b2769f16fb (このIDを非表示/違反報告)
てじ(プロフ) - パルちゃん....お話の中だけどステージで輝いてるパルちゃんがもう一度読みたいよお😭どうなってしまうのか🥺 (2022年10月22日 7時) (レス) id: 677831959c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来栖
| 作成日時：2022年10月1日 17時
