story１５ ページ16
薬研「待ってくれ。……旦那、こりゃあ荒治療過ぎるぜ。
霊力が高かったから良かったものの、あと数日このままだったら、どうなってたか。」
清光「五月蝿いなぁ！俺はそういうの分かんないの！
て言うか、文句あるなら自分のお兄ちゃんに言ってよね。勝手に俺の主傷付けるんだから」
拗ねる清光に、薬研くんは「へぇ……主、」と小さく呟いて、僕のお腹に包帯を巻き直した。
なれた手つき……前任の代わりにやっていたのかな。
……でも薬研くんは特に目立った傷はない。
清光は、見るに堪えないくらい多くの傷を負っていたけれど、自分では治せないはず……
えっ待ってじゃあ、清光は誰に治してもらったの……？！
『清光、清光って……怪我どうしたの……？？』
清光「え？あぁそれね！主の霊力が溢れ出ててさ、一緒に居ただけで消えちゃったよ。
本体の刀も綺麗になったし……主のお陰で俺、可愛くなれたの！」
『僕霊力溢れ出てるの……』
えっこわ……意思関係なく治しちゃうこわ……←
でもそれなら、薬研くんの家族(僕の家族にもなる予定)の人たちも一緒に居れば治る……？？
まぁ手入れとかよく分かんないしそれで済むなら楽だけれども……まず一緒に居れるかだよね。
棚でよく分かんない薬を弄ってる薬研くんから目を離し部屋を見渡すと、壁に紙が貼ってあった。
僕がここに来た時こんのすけが持ってきたあの紙だ。
『薬研くん、ここにいる刀剣男士の誰がどんな怪我をしてるか……記録してるんだよね。』
薬研「……あぁ。」
『じゃあさ、そんな頼れる薬研くんに聞くんだけど、誰が一番危険なの……？』
僕の言葉を聞いた瞬間、清光が僕の腕にぎゅっとしがみついた。
少しきついけれど、また何かに怯えているようだからそのままに。
黙り込んでしまった薬研くんと目を合わせると、思い口を開いた。
薬研「誰が、……特定的に《こいつが先》っていうのはねぇんだ。
理由は簡単。…………ヤバイやつが何人もいるからだ。」
何人も。そういった時薬研くんは唇を噛み締めていた。
きっと家族もその中に。
『何人くらい、いるの……？』
薬研「そうだな……５、６人くらいだな」
僕は普通の人と比べて、２倍３倍以上に霊力があると言われた。
一緒にいるだけで治るくらいだ。きっとそれは嘘じゃない。
ならば、一気に治すことも可能なはずだ。
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梶屋 - 一番面白いとこで更新止まってる…………和睦の道はないのでしょうか。 (2018年8月24日 8時) (携帯から) (
レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
きつつき！(プロフ) - ロワです。さん» 同じですね！今後そう言った場面を入れていきたいと思っていますので楽しみに待って頂ければと思います！ (2017年3月18日 23時) (レス) id: e777c39756 (このIDを非表示/違反報告)
ロワです。 - 私も抹茶やチーズ好きで、きのこ嫌いですよ〜！！ (2017年3月18日 19時) (レス) id: 8d6b86ff12 (このIDを非表示/違反報告)
きつつき！(プロフ) - コメントありがとうございます！抹茶いいですよね……夢主くんと同じものが好きということは私と一緒((( がんばって更新しますのでどうぞよろしくです！ (2017年3月6日 6時) (レス) id: e777c39756 (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ(プロフ) - 面白いです。夢主君の台詞が滅茶苦茶カッコイイ！きつつき！殿抹茶好きですか！僕も抹茶、大好きなんです！好きなものが一緒で、頬が緩んでしまいました(笑)次回楽しみにしています！ (2017年3月6日 0時) (レス) id: 9ddb2aed53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きつつき！ | 作成日時：2017年2月13日 22時
