余計なこと ページ9
※オリジナル
仕事が終わって二人で家に戻る。
でも、全く系さんは話してくれなくて。
あー。なんでこんな事に。
…私の一言がよろしく無かったんだっけ。
よくよく考えれば、
確かに男の人が運転して
後ろに彼女が乗るっていうのは
よく見るよなあ。逆は嫌だったのか。
…そうだ！
良いことを思いついた私は、読書中の系さんに
声をかける。
『系さん。』
中「…。」
『あの！次の休みドライブいきましょう！』
中「だから！俺は後ろには乗ら…『系さんが
運転してください！』…は？」
キョトンとする系さん。
『私、仕事で系さんと車に乗った事あるけど
デートで乗ったことは無いの！
だから、車でどこかに連れてって！』
中「はあ…」
そう言ってため息をつく系さん。
だめかー。
『…変な事言ったよね。ごめん。』
良い案だと思ったのに。
しょぼーんとキッチンに立ち、
今日の夕飯を作りはじめる。
そんな私を見て、本を閉じ
スマホをいじり始める系さん。
あー。また余計なこと言ってしまった。
系さんのほうは見ずに、料理に集中したいが、
系さんが 「はあ…」だとか「…分からん」だとか
呟く声が聞こえるので
エプロンのポケットから
ウォークマンを取り出して大音量で音楽を
流して料理に集中する。
もうすぐでご飯ができてしまう。
あー。気まずいなあ。
と、お味噌汁用のお鍋に油揚げを入れる。
ご飯も…今日は楽しくなさそう。
すると、背中があったかくなる。
ずしっと重くなる。
『…え？』
びっくりして、イヤホンを外して
後ろを見れば
中「何回も呼んでるんだが。」
私の腰に腕を回して
ぎゅーっと抱きつく系さんが
耳元で低く呟く。
『あわわ！！な、何して…！』
近いっ！近いっ！
中「A、呼んでも気づかないから
どうしたのかと思って。
なんでイヤホンなんかつけてんだ。」
エプロンのポケットからびよーんと、
伸びるイヤホンを掴むと
「それもこんな大音量で。耳悪くなるぞ」と
ウォークマンの電源を切る。
『ご、ごめん！お腹減ったよね！
もうすぐできるから…！』
中「悪かった。」
『え…、むしろ遅くてこちらこそごめん？』
じっと系さんの顔を見れば
「違う、バカ」と苦笑される。
中「さっきは…その…言い方が…悪かった。
俺は…その…」
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ハナ(プロフ) - 質問よろしいですか？ (2021年1月6日 11時) (
レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
kurunacs(プロフ) - 真人さん» ツボに入って良かったですw 私もここは書きながら想像して笑って作ったところなんでw (2020年12月13日 9時) (レス) id: dee2fda631 (このIDを非表示/違反報告)
真人(プロフ) - なんです！？やりますー？がかなりツボでした笑笑 (2020年12月12日 17時) (レス) id: e2b1f140f2 (このIDを非表示/違反報告)
kurunacs(プロフ) - cafelepsyenceさん» お待たせしましたーー！！お待たせしてすみませんー！！！ありがとうございます！少しでも頑張る糧になればと思います！また覗きに来てください！ (2020年12月11日 20時) (レス) id: dee2fda631 (このIDを非表示/違反報告)
kurunacs(プロフ) - 真人さん» 真人様！こちらでもコメントありがとうございます！潤っていただけてよかったです！またちょこちょこ更新するのでよかったら見てくださいー！ (2020年12月11日 20時) (レス) id: dee2fda631 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kurunacs | 作成日時：2018年8月3日 9時
