女芸人の日常3 (ページ12)

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なんでそんなに根暗なんだ？ページ12

今、私とれなてぃはお笑いコンテストに出場すべく控え室にいる。

すると2人の男性コンビがやって来た。
宮下「どうもー。ここかな？」
草薙「はぁー。」

明らかに良さそうな好青年と根暗そうな男子がやって来て私達の隣に座った。

れなてぃ「あのー、初めましてですよね？なんて言うコンビ名ですか？」
宮下「宮下です。」
草薙「草薙です。」
宮下&草薙「2人合わせて宮下草薙です。どーも。」
宮下「俺の名前は宮下兼史鷹(みやしたけんしょう)って名前なんですよ。」
草薙「草薙航基(くさなぎこうき)です。」
A「ええー？草薙航基？いやいや、絶対航基って顔じゃないでしょ？」
れ「航基ってまえだまえだのお兄ちゃんじゃないんやからさぁー。宮下君の方が航基って顔してるやんか。あっ、言い過ぎたならごめん。」
草薙「それよく言われるからやめろー。やめろって言ってるだろ！えっ？やめろ！」
急に口調が強くなって草薙君にびっくり。

こんな根暗なやつ見たことなんいんですけどー。私の学生生活でもありえない。

スクール時代の後藤君は声が小さかっただけで根暗ではなかった。

こんなやついるんだー？びっくりすぎる。
A「草薙君はもっと明るく振る舞おうって気はないの？芸人なんだからさぁー？あっ、もしかしてその根暗なやつってキャラだったりする？だったらごめんね。」
草薙「キャラじゃない！これがいつもの自分だしっ！そっちこそ可愛子ぶっちゃって何なんだよ？」
A「別に可愛子ぶってないし！私はperfumeのかしゆかさんに憧れてるの！芸人はネプチューンの堀内健さんに憧れたからで。」
れ「まぁ、今回のお笑いコンテストの優勝は私達が頂きましたっと。」

「次、フロランタンどうぞ！」
スタッフさんに呼ばれて私達は舞台へと歩いた。

根暗な草薙君のやつおもしろー！ってか一言言ってやりたい。

なんでそんなに根暗なんだ？

まぁ、友達にでもなってやるか。その方が面白そうだし、彼を明るく変えたいって思いがメキメキと湧いてきたから。

しかしこの後草薙君と連絡交換しようとしたがー。
草薙「俺なんかと友達になってもいいことないからやめておけ！」
って言われた。
A「そんなことないって。そんなんだから友達少ないんでしょ？せっかく仲良くしてあげようと思ったのに。」
草薙「俺こういう人タイプじゃないんだよねー。」

だから、あんたのタイプとか聞いてないわ！って思って連絡先は交換できず。

次こそリベンジだ！