◆ロベイラ種 ５ ページ12
ｻﾞﾗ「……とは言っても、僕だってあなたを失うわけにはいきませんからね。あまり無茶をしてほしくないと思っているのも本当ですよ。」
『……うん、わかってる。ありがとう、ザラ。』
ザラはこうしていつも私の気持ちをきちんと受け止めてくれる。はね除けるだけでなく、どうしてそうなるのかを言葉で説明して理解させようとしてくれる。
出来た世話係よね……。
ｻﾞﾗ「とにかく、今回初めての外出の許可がおりたんです。もしかしたら、これから少しずつ外に出る機会も増えるかもしれませんよ？」
『そう……、かな。それなら私も嬉しいんだけど。まあ、誕生パーティーを庭でしてもいいと言ってくれたのは大きな一歩よね。』
ｻﾞﾗ「ええ、そうですとも。……おかげで僕は大忙しですけど。」
『ふふ、ごめんなさい。あ、そうだ。パーティーが終わったら、肩を揉んであげる！』
ｻﾞﾗ「そうですね。そうしてもらいましょうか。」
二人、視線を交わして笑いあう。
外出許可といっても、ただ庭に出ることを許されただけだ。たった一日、１６歳の誕生日に、庭でガーデンパーティーを開くことを許されただけ。他の誰かにとっては、何でもないことかもしれないが……。
これまで塔から出ることを許されていなかった私にとっては、大いなる一歩だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 12人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
フフカ - はい!まってます今日もご苦労様でした。(^∀^#← (2016年4月13日 5時) (
レス) id: eace5f3fac (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - ありがとうございます！ そうです、前とは少し内容を変えて書いてみました！！ よくわかりましたね(^○^) これからも頑張りますので楽しみにしていてください！！！ (2016年4月12日 22時) (レス) id: 23fff2c30d (このIDを非表示/違反報告)
フフカ - こんなに遅くからご苦労様です なんとなく今日も来ちゃいました!似ている小説だけど前とは違うので読んでます前より詳しく書いてあるのでとても分かりやすいです(#°∀°♭ 明日もまってまーす(笑) (2016年4月11日 22時) (レス) id: eace5f3fac (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - ありがとうございます！ 頑張ります(^○^) (2016年4月10日 20時) (レス) id: 23fff2c30d (このIDを非表示/違反報告)
フフカ - 分かりましたありがとうございます誰オチにするか決まったら教えてください これからも毎日応援してます!!ガンバﾃﾞｽ (2016年4月10日 19時) (レス) id: eace5f3fac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヒメア | 作成日時：2016年3月9日 20時
