ガチ勢によりガチ勢となってしまった。【鬼滅の刃】

説明しようではないか ページ3

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「あー、なんか私の中に鬼の一部があるっぽい」

「・・・」

「いや、無言で刀を向けないで！？炭治郎！」

「煉獄さん！落ち着いてください！」


杏寿郎さんが刀を下ろした後に漸く説明した。


「いつからかは分からんけど、鬼の何かが私の身体の中にあって・・・それが私の身体を奪っていたぽい。だから、私自身は鬼じゃないんだよ」


そう言って普通に太陽へ腕を当てさせるが特に何もなかった。


「で、多分だけど・・・この鬼の本体はすっごく弱いんだと思う。強いなら私の身体を奪う必要ないし・・・なんなら身体がないんじゃないかな？この鬼」

「鬼の身体がない？」

「だってあったら普通、私の身体を奪わないよね？」


そう言うと、確かに...と頷かれた。奪うなら柱の身体を奪うよな...って誰が弱っちい肉体じゃ、やかましいわ！


「んで、今は鬼が半分私の身体を奪ってる状態だから、鬼の再生能力が半分・・・いや、3分の1？くらい使ってるみたい」

「だったらもし、今鬼が千弦の身体を奪うのを辞めたら？」

「うん！死ぬね！！」

「よもやよもやだな！！鬼に救われるとは！！」


笑いあげる杏寿郎さんだが、目が全然笑ってない...むしろ怖い。

伊之助はずっと首を傾げているし。

炭治郎はオロオロした様子だ。


「まぁ、杏寿郎さん助ける為に手伝う事になったし・・・本格的に鬼殺隊として頑張んなきゃなぁ」

「手伝う？」


「＿＿＿鬼舞辻無惨に合わせる」


それがアイツの望み。

何がしたいのかはわかるようで全く、皆目わからないが...約束をしたのだから、生きる為にも頑張らないと行けない。

それに...


「・・・」


未来で推しが死にかけるとか、知りたくなかったし...頑張るしかないか。


「はぁ、とりあえず疲れたから寝る・・・炭治郎でも伊之助でもいいからおぶってね」


そう言って私は1度目を深く瞑った。

まぁ、治す為に寝ることは出来ないし...なんならさっきまでずっと眠っていたから目が覚めてるんだけど。

頑張ったし、甘えさせてもらおう。





あ、そういえば善逸と禰豆子ちゃんどこだ？


ーーー

「うぅ、子供を守るために千弦の羽織り借りちゃったけど大丈夫かなぁ・・・後で俺、怒られないかなぁ？地味に綺麗な羽織りなんだよなぁ・・・」

「フガッ！」

「禰豆子ちゃんも一緒に謝ってくれるの？」

「・・・」

「あれ？禰豆子ちゃん？？」

「・・・」

「禰豆子ちゃぁあああん！？」

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