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子供だった私 ページ17

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昔は、こんなんじゃなかったけどね。


とうとう泣き出すまきをさんを見て私はぐっと胸が苦しくなった。そう、思えるようにした。

引き取られてすぐの頃、私は鬼殺隊に入るつもりも...鬼を斬るつもりもなかったのだ。

ただ、何となく、生きるために護身術程度で覚えれたらそれでいいなって、そう思っていただけだった。

例え、目の前で誰が死のうが...私には赤の他人、関係ない、放っておこう、そういう思考を持っていた。

ぶっちゃけると、人に興味が持てなかったんだよ。

【どうせいつかは死ぬ】

そう思っていた。だからもし私が死にそうになっていても、他人に助けられる意味はないと思っていたんだ。




「____馬鹿野郎!!!何してんだ!」

「ッ!!」


その時に、私は宇随天元と出会った。

まだ修行の身で、日輪刀も持たせて貰えなかった時...ちょっとした好奇心で夜に外で彷徨いていたら、ちょっと強めの鬼に目をつけられただけ。

あー、ここで死ぬのか。

そう諦めていた時にその人は私の目の前で鬼を斬ったのだ。


「何って・・・殺されかけて」

「そうじゃねぇだろ!!何でお前は泣きもしねぇ、助けも呼ばねぇ、喚きもしねぇで空を見ていた?」

「・・・いつから?」

「お前が捕まった時には既にいたわ!!」

「いや、その時すぐに助けなよ。鬼殺隊だろうが」


捕まって数分は経ってたぞおら、と言うが相手は聞く耳持たずで 何でだ? と聞き続けた。


「・・・死ぬって思ったから」

「諦めが早すぎるだろ」

「無駄に足掻く必要ないでしょ?鬼にただの人間が勝てるわけないし」

「・・・・・・・・お前、いくつだ?」

「え?12歳」

「たった12で人生を諭しすぎなんだよ、もっと気楽に派手で生きろ」


そう言ってドヤ顔をする宇髄天元に私はただ 何だコイツ と思っていた。

そりゃ私は当時、気楽に生きていたと思って疑わなかったのだ。私ほど転生トリップ人間として重要である鬼殺隊に入る気もせずにのほほんと生きてる私が気楽じゃないとか思わなかったのだ。


「眉間にシワが寄ってんだよ、餓鬼が・・・難しく考えすぎて人生を諦めんのはちょっと早すぎるだろ!」

「・・・!」


そう言われて、ハッとした。

確かに私はただ諦めたのではなく、これから生きる意味も夢も希望もないから死んでいいんじゃないか...と思って諦めた縁がある。



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少し成長した私→←ちょいとした間奏



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設定タグ:鬼滅の刃 , 女主 , キャラは崩壊して塵になった。   
作品ジャンル:ギャグ
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紅葉(プロフ) - 一気に読んでしまいました……最高でした。続きを気長に待ちます…… (2021年5月15日 13時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん(プロフ) - えっ、て言うか嘘でしょう?もしかして夢主ちゃんのイメソン、あの有名なやつでしょうか?スペイン語で天使って意味があるあれ?しかも作品自体も最高ですし、神様なんですね?そうなんですね?続きが見たいです!更新は無理せず、出来る時にで良いので、お体を大切に! (2020年7月24日 22時) (レス) id: c590781f3e (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん(プロフ) - こんにちは!私も殺戮のエンジェル(←もうこれアウトかな?)や美術館の奴大好きです!思わぬところで仲間と出会えて嬉しいです! (2020年7月24日 18時) (レス) id: c590781f3e (このIDを非表示/違反報告)
深月あかざ(プロフ) - 累君は下弦の伍では?間違っていたらすいません (2019年12月5日 0時) (レス) id: 1aaf81dffb (このIDを非表示/違反報告)
なの。」 - 今日一気読みさせていただきました!!!色々な漫画、アニメ、ボカロ要素が入っていて、見ていて楽しかったです!ご飯にパスタを出すので千弦ちゃんに来て頂きたいです(笑)これからも頑張って下さい! (2019年10月1日 0時) (レス) id: 7d6df4c2e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アカツキ(猫) | 作成日時:2019年8月27日 7時

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