夢の中* ページ31
.
「_____え」
あたしは幸せな夢を見る為にお姉ちゃんの夢の中に入った...はずだった。
「真っ暗・・・ここ、本当に夢なの?」
少し不安だけど、歩けば光が出てくるので迷うことはない。幸せな夢のためだ。
なんとか歩いて夢の端、精神の核がある壁までたどり着けた。あとはもう決まっている。
「っ!!」
壁を斬り、精神の核へ...
「・・・はぁ!?」
すると、そこは懐かしい街並みが広がっていた。田舎のような風景と人々が楽しそうに群がっている。
可笑しい、可笑しい!可笑しい!!
ここは精神の核がある場所のはず、何故核がある場所の方が"夢のような場所"なのだ。
「もしかして、間違えた?」
本当は先程いた場所が精神の核がある場所であたしは間違えて夢の中に入ったのでは?という思考が過ぎった。
それならまだ、説明がつく。
急いで戻ろうと振り返るとそこはただの街並みしかなかった。
しまった!お姉ちゃんに近づきすぎたんだ!
『___ふふふ、×××喜ぶかしら』
ふと透き通る声が聴こえて振り返るとそこには女の人が歩いていた。
お姉ちゃんじゃない、それは見た目ですぐにわかった。
お姉ちゃんは短い髪型だったけどこの女の人は髪が長いし身長も大きい、胸もある、どうみたって大人の女性だ。お姉ちゃんみたいに幼くない。
...でも
「・・・どこか似てる」
するとその女の人と目がパチリと合った。
『あら?』
___害虫がいるわ。
そう言うと女の人の中心から黒い影のような物がこちらに伸びてきた。
.
109人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユウゼンキク - え、あれ...誉めてなかったのか...。そして今更ながら気付いたある言葉、<<キャラは崩壊して塵になった>>に噎せた...うん!!(爆笑) (2019年8月26日 17時) (レス) id: 0c71642d46 (このIDを非表示/違反報告)
ユウゼンキク - いや、スマシュッとかは楽しいけどさ!?けどさ!?せめて出ようとしてあげて!?うん!!(悶絶) (2019年8月25日 6時) (レス) id: 0c71642d46 (このIDを非表示/違反報告)
夏終朝凪(プロフ) - 続きがすごく楽しみです!とても面白いです!これからも更新頑張ってください!楽しみにしてます(*´▽`*) (2019年8月19日 21時) (レス) id: 8142368f1e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アカツキ(猫) | 作成日時:2019年8月15日 21時