ガチ勢じゃないのに転生してしまった。【鬼滅の刃】

時間が経つのははっえぇなぁ... ページ6

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あれから5年ほど経つと師匠にいい加減最終選別を受けて来いと家を追い出された。
別にいいじゃーん。ヒキニートになりたーい。養ってししょー。と扉をカリカリ引っ掻きながら訴えると少し開いた隙間から怒りの眼が覗いていた...とりあえず閉めた。

気を取り直して、最終選別の手前にある藤の花を眺めていると同じく最終試験に受けるであろう青年が階段を登って来ていた。


「＿＿＿あ、どうも」

「え、あ・・・うん」


そして何となく青年と一緒に階段を上がって行くことにした。

...あれ？この人、どっかで見たことが...どこだっけ？


「俺は竈門炭治郎って言うんだ、君は？」

「私は音無千弦・・・ん？たんじろう・・・？」

「？」


なんだろう...すごく、喉まででかかってるんだけど...えーと...たぶん、この人も主要人物なんだろう、今世の知り合いでこんな人見たことないし。


「(...禰豆子と同じくらいかな？こんな小さい子も鬼殺隊になるために来るんだなぁ)」


じーっと見つめていると竈門は何故か私の頭をポンポンと優しく叩いた。
少し驚いたが、昔ばぁばによくされていたなぁと思うとどうしても振り払う事が出来ず、ついつい目を細めてしまう。


「(あ、笑った)」

「・・・・はっ、最終選別」

「わ！？そ、そうだった！！」


2人してダッシュで階段を上ると、そこには数十名ほどの少年少女と真ん中に立つ顔のよく似た少女達がいた。
白と黒の少女達が交互に話す。

最終選抜はここ、藤襲山で行う。
ここでは鬼殺の剣士が生け捕りにした鬼が閉じ込められている。
鬼にとって藤の花は猛毒。だから出られない。
そんな中を7日間生き残る。それが最終選抜の内容だそうだ。

正直、自分が生き残れるかはわからない。
でも、ここで生き残らなければ鬼に喰われ死ぬ。そんな死に方は嫌だ。ならもう私は生きるしかないのだ...。

おっしさん！！おらぁ、がんばるばい！！→←影さん？陰さん？？どっちだっけ

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