ガチ勢じゃないのに転生してしまった。【鬼滅の刃】

ばぁばのお話はちゃんと聞こう ページ1

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＿＿＿きっと、神様は間違えたんだと思う。

ばぁばからお伽噺の様に語る鬼の存在に幼少期から少し疑問に思っていたんだ。


「＿＿＿夜になると鬼が出るからねぇ...外に出ちゃいけないよ」

『？』


母さんと父さんが帰ってこなかった夜にばぁばは苦しい顔で私の頬を撫でて、泣いちゃいかん。泣いちゃいかん。とまるで自分に言い聞かせる様に言っていた。
その日からばぁばは鬼の話をするようになった。

そして、ばぁばは死ぬ最後まで私に刀の使い方と藤の花で作る香り玉の作り方を教えてくれた。
そこでも私はふと、聞いた事あるなーって感じで言われたことをやるいい子になっていた。

ばぁばが死んでから、初めて私は夜の言いつけを破ってしまった時。

鉛の匂いが漂う人間ではないモノを見て。

初めて気づいたのだった＿＿＿＿


『＿＿＿＿ここ、鬼滅の刃の世界かよ！？』


にわかと断言できるほど原作の内容をしらない転生少女はこの時初めて神様を恨んだのだった。
せめて、あん〇タやフ〇バみたいな人の死なない世界もしくは原作を知っている世界に転生させてくれ！！
鬼滅の刃とか前世の姉の友人から借りた4〜16巻しか読んでないしアニメなんて1話しか見てないよ！！！
なんなら主人公名前なんて炭までしか記憶がないよ！？
あ、でも禰豆子ちゃんは知ってるぅぅぅう！！めっちゃ覚えてるぅううう！！！あの子可愛いよねぇええええ！！！

て、そんな場合じゃない！？


『鬼！？死ぬじゃん！？』


＿＿＿次回、主人公死す！デュエルスタンバイ！！

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