魔王様！ヒーローになるってよ！！にっ！！【僕のヒーローアカデミア】 (ページ5)

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素早くトイレまで走り、スッキリした後・・・俺はみんながいた入口まで戻ってきた。

『＿＿＿＿あれ？先生は？』

「A！！」

焦凍の声に振り向くと、そこには黒モヤのようなものが現れた。

それは入口を封じるように広がり、俺たちに話しかけてきたのだ。

「はじめまして、我々は敵連合"ｳﾞｨﾗﾝﾚﾝｺﾞｳ"」

「せんえつながら、この度ヒーローの巣窟・・・雄英高校に入らせていただいたのは＿＿＿＿平和の象徴。オールマイトに息絶えて頂きたいと思ってのことで」

黒いモヤの言葉に背筋が凍った。

それはありえない言葉を口にした敵への嘲笑でもありえない現実に畏怖する訳でもない。

コイツは本気でそう思い、本気で準備してきた事の驚きで身体が凍ったのだ、中央から聴こえるたくさんの敵の声・・・相澤さんがこの場にいないこと・・・クラスメイトの恐怖心が伝わる。

相澤さんの目を思い出し、俺は直ぐに切り替える。

＿＿＿＿時間を稼がなければ、ヒーローになるために、守らばければ。

『残念だが、ここにはオールマイト先生がいない・・・念入りに調べたようだけど、無駄だったみたいだな』

「そのようですね、まぁそれとは関係なく＿＿＿」

後ろから強風が吹き上げる。

いや、これは・・・

BOOOOOOON！！！！！

「その前に俺たちにやられることは考えてなかったのか！！」

切島と爆豪が黒いモヤに攻撃する。

が、あまり効いた様子もなく敵は余裕そうだ。いや、そうじゃなくて・・・

『お前ら！！何してんだ！！！』

「危ない危ない・・・」

『え』

「いくら生徒と言えど優秀な金の卵」

その後、13号先生の声と敵の声が響き・・・

俺らは黒いモヤに囲まれてしまった。

俺は素早く近くにいた数名と一緒にテレポートし、周りを確認すると同じく逃げ延びた生徒が数名いるようだった。

だが・・・

『焦凍っ！』

幼なじみの姿は何処にもなかったのだった。

『お前のことは忘れない・・・5秒は』

「殺してませんが？」

『あ、そうにゃの？』

なら大丈夫か。