コーヒー時々オムライス

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数日が立ち

目覚めた朝は相変わらず、ヘアセットがうまくいかなかったり、
コンタクトが妙に乾いたり
白のパンプスを履いていったら、
雨が降り出したりと

相変わらずの日が続いていたけれど、
朝ごはんを食べ損ねても、
「NYkid」でテイクアウトすればいいやって思えるようになったし

萌絵が息子が風邪を引いたから、保育所に迎えにいかなきゃいけなくなった
って言われても

「いいよ、早く言ってあげて、
あとは、私やっとくから、ほら」

と、素直に言えるようになった


そして・・・
あともう1つは、ダメだと思いながらも
少しずつ部長のことを意識してしまっている私がいた・・・

これはダメな事なんだ
社会的にはもちろんだけど、
私にはこの先デメリットでしかない

だから、
できるだけ
会社では、部長の方を見ないように、
仕事に集中する


でも、今日の部長は
いつもと少し雰囲気が違っていて
思わず見てしまう


・・・
何だろう、
何かが違う


「おはよ、A」

少し小さなスーツケースを引き、
私の向かいに座った雅紀



「あ・・・おはよう
あれ？今日だっけ、帰国するの」


「そうだよ、ちょっと忘れないでよ」

「ごめん、本気で忘れてたわ」

「あぁあ、、これだからなAは
って、あれ？」

そう言って、私をマジマジ見る雅紀

「何よ」

思わず、引く私


「え？なんかAいつもと違って見えるよ」

「え？どこがよ」


「ん〜なんだろ、スッキリしてるっていうか」


「ちょっと待ってよ、
それだったら、いつも私ムスーーーって
してるみたいじゃん」

・・・
ってあれ？
これって、さっき部長を見て私も思わなかったっけ？



「いやなんだろ、女って感じする」


「女？」


「あぁぁぁっ、もしや・・・
そっかそっか」


きっと雅紀はいつものように
ふざけてるだけだ

気づいてるはずはない


でも
いや、待てよ、
この間も、私が朝帰りしたのも気づいてたし
意外と勘いいのかもしれない


「何がそっかそっかよ」

「え？言ってもいいなら、言うけど」


「ヤダやめてっ」


思わず大声を出してしまい
しまったと思い、部長の方を見てしまう


・・・

部長は、私と雅紀を見て
明らかに何か言いたそうな顔をしていた

すると、雅紀が
小さな声で

「部長・・こわいなぁ
Aが大声だすからでしょ
しかも、何自分で認めてんだよ」


とPC越しに話す

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