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「俺さ、正直
先の先まで、計画したり、想像したり
その未来のビジョンての？立ててはいるのよ」
「うん」
「でも、実際正直なところ、それがそのまま・・・来てるかというと、
俺の場合、少なくとも高校の時に描いていたものとは全く違っていて」
「それを言ったら、私もだよ？」
「そうかな」
「そうだよ
私の描いていた、今は、こうなってるはずじゃなかった・・・でもね」
「ん？」
手にもったバラを見て
話続ける
「誰もそうだと思うんだけれど、
可動修正ありの人生が当たり前なんじゃないかなって、
最近、思うようになってきた」
「確かにな」
「だから、翔もその過程は違えど、
最終的に、目的地にたつことができたなら、
それが正解なんじゃなないかな・・・」
「だな・・
まぁ、俺がいいたいのは、
どんな目的地にたどり着くにしても、
そこにたどり着くまでの
手段だったり、道だったり、
その場その場で変わってしまっても」
俺は、リンを見た
「俺はの人生の中で、リンは置いていかない
たぶん、死ぬまで、
俺は、リンとこんな感じで、一緒に話して、一緒に決めていくと思うんだ」
「・・・それは、
例えばの話、恋人として？」
「そうだよ、・・あ、そうじゃないかもだけど・・・
どちらにしても、俺は、リンを置いていくことはないよ」
俺は恋人の先
夫婦でって意味を込めてであったんだけど
そう、この言葉の意味が、
当時の俺とリンの中で考え方が食い違っていたんだ・・・
「ふふ、ありがとう、
じゃあ、置いていかないでね」
「あたりまえじゃん・・・
ってか、寒くない
ここ冷えるし、
石段だから、冷たいだろ？」
「うん、少し」
「ホテル・・戻ろう
もう2時だ
やべぇ、
ホテルあいてるのかなそもそも・・・」
俺は、立ち上がり、
リンに手を伸ばす
リンは俺の手をとって立ち上がった
「ねぇ、これって、
ホテル閉まってるから
みつけられなかったパターン」
「あ・・」
「やっぱそうだよね・・
えぇぇぇ、この寒さの中での野宿は、凍死するよ」
「あはは
大丈夫だって、
何とかなるよ」
俺は、リンの手をまるでエスコートするように、
階段を下りた
「何とかなるよ、
俺を誰だと思ってるの？
櫻井翔だぜ、大丈夫」
「え、それが1番怖いんだけど・・・」
「は？」
俺らは、
跳ねるように、階段を下りた、こんなに、楽しい旅行はなかった
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紫姫(プロフ) - すりおろし梨。さん» 翔くんのお母さんって、母でありながら、何かを諭す時だけ息子を他人のように客観的角度から話してるように感じて、それが私情を挟まず的確に伝えていて参考にしたいなと思ってます、特にわが家のモモっ (2020年1月18日 11時) (
レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ＊さくら＊さん» 入学式からの４年書き綴ってみましたw間違ってません、どうかそのまま納得してニヤケてくださいw (2020年1月18日 11時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - すりおろし梨。さん» 実際リアルで私はそう思います。彼からよく当時の話が出るのは、充実して輝いていたんじゃないかなって (2020年1月18日 11時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
すりおろし梨。(プロフ) - 人柄バロメーター。なるほど。確かに。翔くん母の話は凄く好きです。なんならお会いして子育て講座とか聞きたい。 (2020年1月18日 6時) (レス) id: 726034c2a9 (このIDを非表示/違反報告)
＊さくら＊(プロフ) - 読むたびに、ああ、昔はこんな感じだったんだろうなぁと、間違った納得をしてニヤケたり、応援したりしてます。お忙しい時期なんでしょうが、どうかちゃんと休んでくださいね。 (2020年1月18日 1時) (レス) id: 77b96f2b94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年12月18日 22時
