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旅のスタートから、少し気分が沈んだ俺
まあ、といっても自分の用心無さが浮き彫りに出た結果だった
俺らは、その大聖堂の中へと進む
そこはゴシック式の大きな教会で
４００年という歴史が伴ってそこの空気をも身を引き締めさせた
「なんだか、緊張するね」
そう言ったリンに俺は
「あぁ、なんだろう歴史の重みというか、
ナポレオンが、フランスの資金をつぎ込んで完成させた建造物なだけあるよな」
「え？そうなの？」
「そう。国をまたいで作られたんだよ、この建物は・・・」
俺がそういうと
リンがぐるっと見回した
「すごいね・・・
そこまでして、ナポレオンはこのイタリアで完成させたかったんだね」
この薄暗く、広い大聖堂の中、
気が付くと、俺はリンと二人で歩いていた
「あぁ、まずい、みんなとはぐれちゃった」
そういったリンに、
俺は、
「大丈夫だよ、
どうせ、この建物の中には
いるだろ？」
そう言って
俺は周りを確認し
そっとリンの手を取った・・・
リンは、びっくりして、
一瞬手を離したけれど
見渡してもアジア人すらいるのかいないのかわからないこの状況で
「大丈夫、誰も気づきはしないよ」
と静かに言った俺
「考えてみたら、
こうやって、外で手をつなぐのって初めてかも・・・
なんだか、ドキドキしちゃうじゃん」
そういったリンに
「ドキドキする？
でもさ、あるよ・・前にもこうやって外でつないだの」と返す
「あったっけ？」
「あぁ、もしかして、忘れたとか？
俺はこんなにも覚えてるのに」
薄暗い中で
一生懸命考えてるリンに
「あはは
でもあれは・・まだ付き合う前だから
ギリギリ友達という関係だった時かも・・・」
俺が言うと
思い出したかのように
「あ・・肝試しだ」
と言って、嬉しそうに俺を見た
「そう、肝試し、あれはひどかったよなぁ。」
「ひどい？どういうこと？」
「だって、リンが怖がりすぎて、震えていたじゃん
もうしゃがみこんで、車の中でもさぁ」
「違うよ、それは翔だって・・・」
「んなことねぇよ」
「んなことあるって」
そう言って懐かしそうに笑う
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紫姫(プロフ) - kamiさん» kamiさんｍありがとうございます、もう最後の方は張って会社に行ってました。会社についたら、楽なんですけど、どうしても距離と満員電車がかなりきつかったです。でもやっぱり、働くのはいいですね、楽しいです。復帰できてよかったと心から思ってます (2019年12月14日 16時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
kami(プロフ) - 職場復帰おめでとうございます！紫姫さんの頑張りにパワーを頂き、忙しくなる年末私も頑張りますw無理ない更新でお待ちしてます。 (2019年12月10日 19時) (レス) id: 73b83dca63 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 藍さん» ご心配くださって、ありがとうございます。少しずつですが、以前と同じような生活ができるように戻ってきました、倒れたときは今回ばかりはムリかもと思った時期もありましたが、復活できるものですｗ障害は増えましたが、なんとかなりそうな気がしますｗ (2019年12月9日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuri125さん» リンちゃんが裏で何をしているのか、翔くんも少しずつ疑い始めちゃってますが、この二人には、もう少しいちゃついていただきたいのでｗあはは (2019年12月9日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - まぁさん» まぁさん、ありがとうございます。一時はどうなることかと思いましたが、解除され書けるようになりました。完結までがんばりたいと思いますｗ (2019年12月9日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年11月16日 15時
