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「ふーん」
また、俺の心の中で不安がジワリと影を落とす
「おっと、この２つ次の波、でっかくなりそうじゃね？」
「確かに・・・」
俺らは、話を中断し
静かに
一つ目の波をよけ
二つ目の波をよけ
そして、次の波を待って、再びパドリングをした
タイミングを見計らって、
ボードの上に立つ、
さっきとは違って
少しだけ、バランスが良かったみたいで、
波がおさまる所まで、ゆっくりと滑って
スピードが止まると
自ら、海の中へと、落ちた
「すげぇじゃん」
黒川が、海面から顔を出し、
前髪をそわせて後ろにやる
俺も
「あ〜確かに、これは超気持ちいいわ」
と
再び、ゆっくり波を超える
そして、ボードの上で
次の波が来るのを待つ
そう・・・
この待っている時間が
ボードに掴まったり
上にまたがるようにして、身体を休めながら待つ方が、
きっと時間は長い
それもまた、なんだろうのんびりとした感じで、
俺の気持ちをホッとさせていた・・・
「どうした？」
横で、ボードにまたがっている
黒川が、俺を見る
「いや・・・学生ってさ・・・最高だなって」
「ん？」
「いや、なんでもない・・・」
「そっか」
そう言いながら、
黒川は、また
さとみとリンを見た
離れているのに、2人のキャッキャと燥ぐ声が聞こえる
「さとみとリンってさ」
そう話始めた黒川
「ん？」
「あ・・いや、仲がいいなぁって・・・
だってさ、大学入ってからだろ？」
「あぁ・・
ほら、俺らってさ、幼稚舎から一緒じゃん。
テッチも、高峰も・・・結局さ、幼馴染みたいなもんじゃん・・・
なかなか、他外部から入ってきたやつとさ
話すきっかけが無かったりするじゃん」
そう言い始めた黒川
「そうか？」
「あぁ、翔は結構社交的だし、
それに周りは、翔のこと知ってるからさ・
話しやすいかもしれないけど
普通はなかなか難しいよ
でも、やっぱ、いろんな人と付き合った方がいいよなぁなんて、最近思ったりするわけよ・・・」
そう言いながら、さとみが、波打ち際をすべるのを見つめる・・・
「てかさ、さとみだって、りんだって、大学の時からのつきあいじゃん、俺ら・・・
黒川は考えすぎなんだよ」
「あ・・まぁそうだな」
俺はクククって笑う
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紫姫(プロフ) - yuri125さん» そうなんでしすよね、南の島、どうしてあんなにも開放的になれるのかまた、海っていうのも・・・えへへへへへ (2019年8月26日 23時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - すりおろし梨。さん» 環境が変わると、その時の価値観も変わってしまうもので、ただ答えを出すのは難しい、そんな時期を黒川くんに代弁してもらいましたｗ若いっていいなｗ (2019年8月26日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
yuri125(プロフ) - 南国に行くと、人って開放的になって、大胆になるのですよね。翔君とリンちゃんも仲がますます深まってますなぁ〜若いってすばらしいですね。更新ありがとうございました。まだまだ残暑は続きます、お身体ご自愛くださいね。 (2019年8月25日 19時) (レス) id: 12d47efacf (このIDを非表示/違反報告)
すりおろし梨。(プロフ) - 人それぞれに 悩みや事情があって しかも 大きかったり小さかったり。いくら 幼馴染でもやっぱり男の子って あまり話さないのかも。弱い所を見せたくない的な？ 高校から付き合って来た彼女と 大学入ってから気の合う仲間として過ごして来た相手…気を使わないのは？ (2019年8月23日 8時) (レス) id: 6d9a56911b (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - あやさん» ありがとうございます、バタバタしてますが、なんとかっていうか、どんどん自分で忙しくしてますｗあああああぁぁぁｌ (2019年8月20日 22時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年8月6日 0時
