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『１４９５１９５２』
一体何の数字だろうか・・・
俺は、
俺は本を元の位置に直したものの、
その数字が気になって仕方が無かった
書棚から、明らかにリンは何かを調べているようだった
すっかり暗くなってしまった部屋
カタン
その音に反応して、
随分と肌寒いはずなのに
一瞬ジワっと背中に汗がにじんだ
「翔？・・・」
玄関から、リンの俺を呼ぶ声が聞こえた
「何？」
と、答える
すると
パチっと、リビングの電気がついて、明るくなった
「暗いから。帰っちゃったのかって思った」
「玄関に靴あるからわかるだろ？」
「あー確かに・・
でも、電気もつけずに何してたの？」
俺は無言で
リンをそのまま抱きしめる
さっき見送った時よりも、頬が冷たくなっていた
「寒かっただろ？」
「うん・・おかしいね4月ってこんなに寒かったっけ？」
そう言って俺を見た
「おかえり」
俺はリンにそう言うと
「あ・・うん、
ただいま・・・どうしたの？」
リンが俺を覗き込む
「いや、別に、あ・・ごめん、勝手にこの部屋入っちゃった」
リンは部屋を見て
「あぁ・・
何か興味があるものあった？」
と言った
・・・
「いや、なんか俺と同じような本読んでいるんだなって」
「・・・あぁ、確かに、
まぁ、趣味と傾向が似てるからじゃない？」
・・・
俺は、なぜか
この沢山の専門書と
その暗号の事が聞けなかった
なぜか聞いてはいけないような気がしたんだ
俺は、そっとリンから離れ、
あたかも、気にしていないように
彼女越しに
目に留まった書棚の隣に、飾るように並べてあったCDを手に取った
「オフスプリングス俺も好きなんだよね。今かけていい？」
と聞くと
リンは、にっこり笑い
「あぁ、やっぱり、翔は好きだと思った、
いいよね、
なんだか、踊りたくなっちゃう」
「え？リンってそんなキャラだっけ」
笑いながら、
俺の手にあったCDを手にとり
それをコンポに入れる
そして、
お決まりの激しい前奏が流れると
リンが、俺の手を取り
広いリビングに引っ張る
そして、
ヘッドハンキングをすると
今度はくるくる回り、
エアギターで踊りだす
あははは
楽しそうにしているリンを見て
俺も調子に乗って一緒にエアで奏でる
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紫姫(プロフ) - yuri125さん» そうなんでしすよね、南の島、どうしてあんなにも開放的になれるのかまた、海っていうのも・・・えへへへへへ (2019年8月26日 23時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - すりおろし梨。さん» 環境が変わると、その時の価値観も変わってしまうもので、ただ答えを出すのは難しい、そんな時期を黒川くんに代弁してもらいましたｗ若いっていいなｗ (2019年8月26日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
yuri125(プロフ) - 南国に行くと、人って開放的になって、大胆になるのですよね。翔君とリンちゃんも仲がますます深まってますなぁ〜若いってすばらしいですね。更新ありがとうございました。まだまだ残暑は続きます、お身体ご自愛くださいね。 (2019年8月25日 19時) (レス) id: 12d47efacf (このIDを非表示/違反報告)
すりおろし梨。(プロフ) - 人それぞれに 悩みや事情があって しかも 大きかったり小さかったり。いくら 幼馴染でもやっぱり男の子って あまり話さないのかも。弱い所を見せたくない的な？ 高校から付き合って来た彼女と 大学入ってから気の合う仲間として過ごして来た相手…気を使わないのは？ (2019年8月23日 8時) (レス) id: 6d9a56911b (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - あやさん» ありがとうございます、バタバタしてますが、なんとかっていうか、どんどん自分で忙しくしてますｗあああああぁぁぁｌ (2019年8月20日 22時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年8月6日 0時
