42 ページ42
目をパチパチされるリン
「いや、だから、違うんだって、」
「それで、翔のお母さん、お赤飯用意したのよ」
「バカっ
言うなって」
キョトンとしたリン
あぁ。もう
もうもうもうもう
「え？
どういうこと？」
「翔の口にリンのリップがついてたのよ、
それを見た翔のお母さんが、気がついちゃったってわけ」
・・・
顔を真っ赤にしたリン
「そんなの聞いてない。というか、
どうしてみんなその話知ってるの？」
「あーもぅ。だから言うなって」
リンの目が明らかに怒っていた
「ちょっと翔っ」
「はぁ、ごめん、
ちょとその・・テッチに話した・・その・・
初めて・・・」
「あぁぁぁぁぁぁあああ」
かきけすように言ったリン
そして、俺の腿の上に置いてあった
クッションを取りあげ
俺に投げた
「だから、ごめんって、ったく、
さとみっ、
おまえのせいだからな」
ケタケタと大笑いするさとみ
「というか、
翔って、ほんと、リンに弱いよね
金髪にさ、ピアス開けてさぁ
すっごく強そうなのに」
「んなことないわ、めちゃめちゃ強いわ
亭主関白だわ俺」
「あはは、亭主関白って・・・
リン、ごめん、
別にからかったわけじゃないんだよ、
リンがどうのこうのっていうより、
翔のお母さんよ
もう本当、おかしい・・
赤飯って、何のお祝いよ」
「うっせぇな・・
それは、祝、初えっちの」
「翔、最低っ」
今度は素手で俺の頭を軽くはたいた
「冗談だって、あぁ、もうゴメンって」
大笑いするさとみ
「でも、それって翔にお祝いしてんでしょ
あははは
本当、面白い」
「うっせー」
「ははは、でもさ、リン、別に悪いことじゃないじゃん、
つきあってるんだもん、ねぇ」
顔を真っ赤にしたリン
「さとみ、頼むからやめてあげて、
リンは、おまえとちがって・・・」
「はいはい、
それ、まじで買いかぶりすぎだからね
この子だって、翔が思ってるほどいい子じゃないからね」
「んなことねぇわ」
俺は、さっき吸い損ねた煙草を取り出すと
リンが
「あ・・翔ごめん、外でもいい？」
と声をかけた
あ・・まぁ、そうだよな、
ここおばさんのマンションだし
「わかった、ベランダ？」
「あ・・うん、ごめん」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1359人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫姫(プロフ) - さとさん» こちらこそ、いつもありがとうございます。あは二人の時間、少しお預けしてみましたw (2019年8月6日 5時) (
レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuri125さん» 今回はイチャイチャ、中断してみましたw少しずつ、りんちゃんの秘密開けていきたいと思います (2019年8月6日 5時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
さと(プロフ) - 最後の さらばでござる〜はとっても かわいいデス！せっかく2人の時間だったのに残念でした。いつも更新ありがとうございます。お体ご自愛ください。 (2019年8月4日 21時) (レス) id: 97bb53cb68 (このIDを非表示/違反報告)
yuri125(プロフ) - イチャイチャしてたのに中断させられて、またまた波乱の予感がする。どうなるの〜。毎日暑い日が続きますが、お身体には気をつけてくださいね。リンちゃんにはまだ謎があるのかなぁ…気になる。 (2019年8月2日 20時) (レス) id: 12d47efacf (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - まぁさん» その長いトンネルも気がつかず、鹿の王国まで行ってしまって、まさかの終点。やってしまいましたよ、トホホ (2019年7月31日 23時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫姫
| 作成日時：2019年7月20日 15時
