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俺が顔を上げリンを見ると
リンは無言のまま
ゆっくりとカットソーの裾に手をかけ、めくり上げた
その仕草が、
まるでこの間見たフランス映画の１シーンのように、
妙に、えろてぃっくで
俺は、思わずゴクリと唾を飲んだ
そして、リンのその目はまるで、
俺を挑発しているみたいに見えた
「本当にいいの？」
俺が聞くと
「ずっと前に言ったけど、
翔が開けてくれるんだったら構わない。
私はそれなりの覚悟はできてる」
と言ったリン
俺がリンに手を加えるということは、
俺にその身体を預けるということだ
言いだした俺が、その重みに思わず怯みそうになる
「翔・・・怖くなった？」
・・・
「いや・・・」
リンと俺は似てる・・・
これだっていう信念を持つと、曲げない
だから、リンが思う気持ちと、
俺が思う気持ちはずっと変わらない
「わかった・・」
俺は、それに指をかけ
リンに近づく
そして、リンの臍に近づき、
そこに軽くキスをする
どんな想いであれ、
リンの身体に傷をつけるのは
俺だ・・・
その責任の重みは測りしれないものだった
「翔・・・聞いていい？」
「何？」
俺は、自分の決心が鈍る前に
終わらせてしまいたかった
「痛い？」
「いや、開けるのに失敗しなかったら、
耳に比べたら痛くない、臍は柔らかいから・・・」
「・・そ
じゃあ、失敗しないでね」
「それ、今言う？」
トクトクと自分の心臓が打ち始めたのがわかる
俺は、見上げた
「やめとく？」
「そのまま翔に同じ言葉返す・・・」
俺は静かにこう言った
「やめない」
って
そして、
そのまま、俺は力強く、
まるで、
ピストルの引き金をのように思いっきり引いた
躊躇して、失敗しないように・・・
バスっ
静かな部屋に
掠れた音が響いた
リンン足が、一瞬震えた
俺の心臓はおそらく、
今まで生きてきた中で、
一番強く打っていた
俺はゆっくりとピアッサーを外すと
そこに
俺と同じようなピアスが
すでに刺さっていた
俺は唾を飲む
「大丈夫？」
そう聞くと、
リンは、俺を見て
「大丈夫・・・」
と震える声で言った
俺も若かったけど、リンも若かった
俺らはこうすることで
お互いを支配したんだ・・・・
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紫姫(プロフ) - さとさん» こちらこそ、いつもありがとうございます。あは二人の時間、少しお預けしてみましたw (2019年8月6日 5時) (
レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuri125さん» 今回はイチャイチャ、中断してみましたw少しずつ、りんちゃんの秘密開けていきたいと思います (2019年8月6日 5時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
さと(プロフ) - 最後の さらばでござる〜はとっても かわいいデス！せっかく2人の時間だったのに残念でした。いつも更新ありがとうございます。お体ご自愛ください。 (2019年8月4日 21時) (レス) id: 97bb53cb68 (このIDを非表示/違反報告)
yuri125(プロフ) - イチャイチャしてたのに中断させられて、またまた波乱の予感がする。どうなるの〜。毎日暑い日が続きますが、お身体には気をつけてくださいね。リンちゃんにはまだ謎があるのかなぁ…気になる。 (2019年8月2日 20時) (レス) id: 12d47efacf (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - まぁさん» その長いトンネルも気がつかず、鹿の王国まで行ってしまって、まさかの終点。やってしまいましたよ、トホホ (2019年7月31日 23時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年7月20日 15時
