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俺は・・・
その日から、そのリンの瞳に脈を打つようになった・・・
確かに、リンが歩くと鈴の音が聞こえる
でも、その鈴は、どちらかというと、高い音ではなく、コロコロと古風な品のある響きをしていた・・・
リンが俺の近くを通るたび、
その品のいい鈴の音が聞こえ
そのたびに「ネコだ」と心の中で思う。
また1ヶ月、2ヶ月と季節が過ぎていき、
いつの間にか、高等部上がりの俺らのグループも
少しずつ、気の知れた女子も数人入ってくるようになった
当時はまだまだ、経済学部に入学する女子も少なく
特に、俺の周りに関しては、
野郎ばかりだった気がする。
キャンパス内を見渡せば、こんなに女の子たちがいるのに、なぜだと、
よく、黒川が漏らしたものだった
そのうちの一人、
のちに経営コンサルタントの社長になり、
俺が気持ちが弱かったせいで、
妻の妊娠中に誤解とはいえ、
迷惑をかけてしまうことになった
さとみに出会ったのも、この頃だ。
さとみは、明るくて活発な子で
どうしても、男子校出身者の勝手な女子のイメージを
ことごとく覆してくるような女子だった・・・
でも、頭も良く、周りをよく見て、なんやかんや、うだうだしている俺らのグループを
まとめてくれるようなそんな存在の女の子だった
そして、
そして、個々それぞれ選択科目が違ったりするので、
いつしか、決まった場所に集まるようになっていく
特に俺らがたまり場にしていたのが
主に経済学部で使われている校舎から、少し離れている
理工学棟、第6校舎
そこには、カフェテラス的なそんな場所があり、
そこの1番奥を俺らは、よく利用していた。
朝１に来たやつが、その場所を確保し、
それぞれが授業に出ていても、
誰かしら、そこでに居座っていた。
そこには、窓があり、
外の景色も垣間見れ
もしかしたら、
いや、おそらく、俺は、どの教室から見る景色よりも、
ここからの風景を1番よく見ていたかもしれない
ここで
俺らは、話したり、食ったり、レポートを書いたりしていた
キャンパスライフを過ごしていた
あの日は、雨が急に降り始めたんだ
1限目からの「統計学」の講義
同じグループの仲間は誰も、この時間の授業をとっていなくて
ただ一人、眠たい目をこすりながら、
他の授業よりも少ないこの教室の席に着いた
あ・・いや、
リンは、あいかわらず、すみっこで一人でいた・・・・
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aya(プロフ) - 紫姫さん» ほんとに、その通りです笑 紫姫さんお疲れ様です！ (2019年7月23日 0時) (
レス) id: 3c3d254d07 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - のんさん» ありがとうございます。あははどっちに転がそうか、この時点では少し悩んでおりまして。まだ悩んでます・・え？書いててよく寄り道しちゃうんです私ｗ (2019年7月22日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuri125さん» おおっｌオールドミスいましたかｗ。もうまさに、その方です。ｗ学校あるあるです (2019年7月22日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ayaさん» 思春期男子の汗臭い、この想い書いてて、自分でも笑えてきますｗ性別もちがえば、年齢も違う、よく書いてるな紫姫って自分で褒めてますｗ (2019年7月22日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - どっちに進んでも面白い展開になりそうですねぇ。 (2019年7月20日 12時) (レス) id: c3a42504dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年7月1日 23時
