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「最初さぁ、
高峰がさ「じゃあ、俺リンちゃん行こうかな」って言ったときにさ
翔が「そんなことはさせねぇ」
闘争心を燃やしてくるのかと思ったんだけどさ・・・
良く考えたら、おまえさぁ、ここぞっていう時にさヘタレだから、
翔は、身を引く方に行動するなって思ってたら
案の定、何もしてこないからさぁ」
「ヘタレって・・・・は？」
「だから慌てて、こっちの計画に変更だよ・・・
リンも、翔と似てるから、下手こきそうだし・・・」
「え？私？？？」
「そう、私ね」
そう言ってさとみはフっと、顔を緩めた
俺はリンの手をつないだまま、仲間を見渡す
「何、これ・・・
俺、みんなに踊らされてたってわけ？」
「人聞き悪いな、違うよ、
最高の舞台を用意してあげたんだよ、俺らは」
・・・
「やられた・・・」
俺が茫然としていると
「やられたじゃねぇし、
あぁ
ヤダヤダ、付き合うことになった途端、
手握りっぱなしだしぃ」
そう言われて
「は？違うわ、
お前らがリン怖がらすから・・・」
「おっと、付き合うことになったとたん、
姫を守るようになったか、櫻井王子？
ていうか、サクさぁ、なんだよ、あの告り方
あはは。リンの気持ちムシじゃん」
「は？」
「結果、リンの気持ちがサクにあったからよかったものの
つきあっていくうちに好きになれってさぁ・・・」
「は？」
「まぁまぁ
でも、よかったじゃん、素直に慣れて、ダメ翔じゃなくて」
「ダメ翔って・・
ぜんぜん大丈夫だわ」
「はいはい
まぁ・・・おめでと・・」
「まぁ、まさかキスシーンまで、
見せつけられるとは、思ってもなかったけどな・・・」
「本当、やっぱ、サクだわ・・・
超演技最高だった
あぁ、でも願わくば、そこはもっと濃厚なのが監督としては
見たかったので、TAKE2いっとく？」
「バカか、おまえらの前では
ぜってぇしねぇわ」
「ははん、俺らが見えないところでするのねぇぇん
最高の演技だったわぁ」
俺は途端に恥ずかしくなり、
その場にしゃがみ込んだ
「ていうか、さっきのも絶賛本気のキスだったわ」
あははは
静かな林に響く、俺らの笑い声
そうして、
俺は、仲間たちにまんまとはめられながらも
めでたくもこの日からリンと付き合うことになった・・・
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aya(プロフ) - 紫姫さん» ほんとに、その通りです笑 紫姫さんお疲れ様です！ (2019年7月23日 0時) (
レス) id: 3c3d254d07 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - のんさん» ありがとうございます。あははどっちに転がそうか、この時点では少し悩んでおりまして。まだ悩んでます・・え？書いててよく寄り道しちゃうんです私ｗ (2019年7月22日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuri125さん» おおっｌオールドミスいましたかｗ。もうまさに、その方です。ｗ学校あるあるです (2019年7月22日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ayaさん» 思春期男子の汗臭い、この想い書いてて、自分でも笑えてきますｗ性別もちがえば、年齢も違う、よく書いてるな紫姫って自分で褒めてますｗ (2019年7月22日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - どっちに進んでも面白い展開になりそうですねぇ。 (2019年7月20日 12時) (レス) id: c3a42504dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年7月1日 23時
