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そもそも、統計学自体が眠たい科目なのに、
それに加えて、仕事と学校を往復し
と言っても、今ほど忙しくはないのだけれど、
若かったせいもあって、やたら眠かった
俺は、ふと、リンを見ると
リンは、スッとしたその姿勢に
まじめに何かノートに書き写していた
リンリン鳴るから「リン」と勝手に名付けられたその子を
俺は「ネコみたいだ」と思っていたけれど
その姿は
「凛とした」という意味の「リン」があってるように思えた
９０分の講義が終わり
次の講義まで、１回開いてしまうので
例のごとく第６校舎に向かった
外に出ると、
さっきまで降ってなかった雨が、まるで、バケツをひっくり返したかのような勢いで
俺は、カバンを抱きしめ、
第６校舎まで走った・・・
第６校舎いや、そのまま外のテラスから階段を下り
いつものカフェテラスに入る
少し冷房が効いているのか、
寒く感じ身震いをしてしまう
「あぁ、やっちまったな」
と思いながら
濡れた髪を手でかきあげて、今、走ってきた方をを見ると
小走りで走ってたリンの姿が見え
リンはそのまま、俺のいる方に近づいた
「え・・・」
一瞬ドキっとしたけれど
俺を見て、軽く頭を下げるとそのまま無視するかのように、中に入っていく
でも、この雨でずぶぬれになった
リンの白いシャツから、下着がうっすらと見えていた・・・
思わず、ゴクリと喉が鳴ってしまう
そして、すぐさま
なんだか、その姿を誰にも見せたくないという
気持ちが沸き上がり
「リンっ」
俺は呼び止める
聞こえてないのか、そのまま奥に進む彼女
「ちょっと待ってって、リンっ」
でもそのまま行く彼女に、俺は駆け寄り
そして、肩をつかんだ
「・・・」
一瞬びっくりした顔の彼女
「・・・え？私？」
そう言った彼女に
俺は初めて気づく
そう・・・
この子の名前は、「リン」では無かったということに・・・
「あ・・ごめん」
急に呼び止めたものの、
俺の口から、下着すけてる・・・なんて、言えるはずもなく
「雨・・・」
と言ったまま、言葉を選ぶ
すると、リンが
「急に降り出したね・・・」
と言って笑った
俺はすぐさま、カバンを床に置き、しゃがみこむ
リンは、ビックリしたのか、
目をぱちぱちさせていた
正直、プライベートではほとんど、
女の子と話す機会が無かった俺は
とりあえず、無言で、カバンの中のタオルを、
しゃがみこんだまま
顔を見ずに渡した
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aya(プロフ) - 紫姫さん» ほんとに、その通りです笑 紫姫さんお疲れ様です！ (2019年7月23日 0時) (
レス) id: 3c3d254d07 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - のんさん» ありがとうございます。あははどっちに転がそうか、この時点では少し悩んでおりまして。まだ悩んでます・・え？書いててよく寄り道しちゃうんです私ｗ (2019年7月22日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuri125さん» おおっｌオールドミスいましたかｗ。もうまさに、その方です。ｗ学校あるあるです (2019年7月22日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ayaさん» 思春期男子の汗臭い、この想い書いてて、自分でも笑えてきますｗ性別もちがえば、年齢も違う、よく書いてるな紫姫って自分で褒めてますｗ (2019年7月22日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - どっちに進んでも面白い展開になりそうですねぇ。 (2019年7月20日 12時) (レス) id: c3a42504dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年7月1日 23時
