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そう思うと、
なんだか、急に、
力が湧いてきて
というよりは、
怒りが沸々とわいてきて
私は、
その勢いのまま重厚な会議室の扉を、ノックすると
その音は、自分が思っていた以上に大きく乱暴になってしまった
中に入ると、
偉そうな、いかにもという方々が、座っていて、
私を、席に着かせた。
そのうちの若い男が、
今回の件の経緯を確認する
でも、すでに、なんだかわからない、
「櫻井」という男に対して、
ただの巻き込み事故にしかない私は、
四六時中
眉間にしわを寄せていたに違いない
「山本くん・・・そんな怖い顔をしないで」
クスクスと笑う役員たち
これが怒らずにいられるかっていうの
「大丈夫今回は、ちゃんと、会話がきれいに録音されてるからね・・・
しかも、通話記録も、
顧客から電話が入ってきてたのみで、君からの課電は全てつながっていない・・・
命拾いしたね・・・
これが逆だったら、
君は、さらに上まで事情聴取だった・・・」
この上となると
もう逃れられない・・・なぜなら
警察による事情聴取に代わるからだ
そして、私と櫻井さんの通話録音が再生される
・・・
なんだろう、
あの時、焦っていたせいもあってか
記憶があいまいだったのに
その声を聞くと
不思議と、一言、一言を思い出していく。
それと・・・
不謹慎かもしれないけれど
私は、たぶん、彼のこのゆっくりとした、落ち着いた低い声が好きなのかもしれない
そして、注文を入れる際、それまで聞こえていた
櫻井さんの呼吸音
この状況で私はドキドキと鼓動を打っていた・・・
「とりあえず、今、顧客の方も、調べているけど、
何も問題は無さそうなので
このまま業務を、続けていただいても結構です
あ、でも、この間みたいな、
わざわざ疑われるような行動は、気を付けるように」
疑われるも何も・・・
どうしようもないじゃない・・・
私は立ち上がり頭を下げた・・・
さっき、委員会の方の前で聞かされた、
私と櫻井さんの通話は、
全くといっていいほど、危なっかしい発言は無かった。
おそらく、
会話の中で、櫻井さん自身が
取引に際して、疑われるような発言を一切していないのと同時に
コンプライアンス上、私を守るような発言をしていたからだ・・・
そう・・・彼はあのギリギリの取引の中で私を守ってくれていたのだ
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のんちん(プロフ) - (//∇//) (2019年5月4日 20時) (
レス) id: 84e198f775 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - Sara xxxさん» いつもありがとう♪でも、実のところ、進んでいないというw次章では、がんばりますw (2019年4月5日 6時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
Sara xxx(プロフ) - あーもう！！翔ちゃん何者！？物語の展開が面白すぎて…。日々の癒しをありがとうございます！ (2019年3月29日 0時) (レス) id: 595e685c95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - モモさん» モモさんはじめまして？さっきあっちにいませんでしたっけｗいつもありがとうございます、いや、今回は初めての試み、主人公の翔くんが、登場しないという、斬新な作品ｗでも少しずつ、距離が縮まってるような・・・そうじゃないような？お楽しみいただけたらと思います (2019年3月27日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - こんばんは。初めまして。紫姫さまの作品に魅了され読み漁ってます！声だけの翔さんに身悶え寸前(笑)更新のたびにお星様押してしまい、毎度投票済みって文字が出てきて１度しか星が押せない事がもどかしい。この先も楽しみにしてます！ (2019年3月27日 23時) (レス) id: 9b95104c8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年3月4日 22時
