＊ ページ17
ネックレスは、当時、翔ちゃんとAがつけていたもので・・・
映画の半券や
金閣寺の入場券・・・
そして、その一番底に
Aと翔ちゃんが着物を着て並んだ写真が出てきた・・・
それは、まるで、結婚式の写真かの用だったけれど
でも、二人は、
あの時のまま、
幼いままだった
俺は、どれほど、この二人を見てきただろう
二人の間には、誰も割り込むことができなかった・・・
そして、最初に取り出ジッパーの中を見ると、
そこには、指輪が入っていて、
ジッパーの中で転がる
俺の知らない、
あの日の出来事が全てが、
この箱に納まったいた・・・
・・・
・・・
俺は、
見てしまった、Aが隠し通してきたこの１０年の
心の中を、
開けてしまったのだ
しばらく、止まっていたが、
慌てて
全てを、元にもどし、
そして、ゆっくりと、蓋を閉める
そして、何事も無かったように、
その箱を、元の位置にもどし、
俺は、クローゼットを閉めた・・・
本当は、俺の入る、好き間なんて、
無かったんじゃないんだろうか・・・
そのまま、よろめくように、
俺は、キッチンにむかい、
コップに水をくみ
クっと呑み込んだ・・・
Aは・・・
今、どんな思いで、
翔ちゃんの前に立っているんだろうか・・・
キッチンの
作業台の上の、スーパーの袋から、
ゴロリと音を立てて
人参が転がった・・・
俺は、その人参を、手に持ち
水で洗った・・・
そして、
引き出しの中から、
ピーラーを出し
いつもならしないであろう
その人参の皮をむいた
シュッ
シュッ
その音だけが、
部屋に響く
気もちがいいほど
その皮は剥けていく
俺は、それをぼーと見ながら、
ゆっくりと、手を動かしていった
Aは・・・迷子なのかもしれない
心と現実が違っていて混乱をおこしているんだ
でも、幸い・・・気が付いていない
本当は、どこに行くべきなのか・・・
ガチャ
玄関で扉が開く音がする
俺は、そのまま、手を止めることはしなかった
「・・・ただいま」
「おかえり」
Aの声
でも、俺はすぐに見ることができなかった
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紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» 爆 ( ・_・)ノΞ●~* (2019年6月12日 12時) (
レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - 紫姫さん» しょ・な・い（はぁと）爆 (2019年6月12日 12時) (レス) id: 9ae5b47bd8 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» あはは。あたしたちの関係ってw (2019年6月12日 10時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - 紫姫さん» くはwだめよw寝てない事バラしたらあたしたちの関係がばれちゃう（はぁと）w そしてシークレットもやっと読めた＼(^o^)／てか、寝たよ、うん、寝落ちたからねw大丈夫！紫姫に比べたら体調いいからw (2019年6月12日 9時) (レス) id: 9ae5b47bd8 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» え？和紀？ダメじゃん、こんなの読んでる場合じゃないでしょうが、寝てよ。昨日も寝てないじゃん。 (2019年6月12日 9時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年1月28日 22時
