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「しょうがねぇ、おいであまね。」





そう言って、俺は天を抱いて、車から出した



しかも、ベビーカーの存在すら忘れてるし





すると、外にでてご機嫌になったのか



天が、俺を突き放すかのように手足をつっぱった





「ダメだよ、あまね・・・今日クックないから、おろせな〜い」





「な〜い」







俺のマネするも





おそらく通じてない







俺を突き放して降りようとする





「あぁぁ、待って、待って、ほんとうに

マジで困る」

俺は、とりあえず、大きなカバンを肩にかけ



そして、



暴れだした天を抱えるように

俺は一目散に、宝石店目指して走った



店内に入ると

仕立てのいいスーツを着こなした男性が、俺に気づき、

足早にやってきた











天が自分で歩きたくて仕方がなく

俺の腕の中で暴れ始める



こいつ、こんなにも力強いのかと思うほど、

俺の胸を腹を、股間をも、小さな足と手で突っぱねるように

力をいれるも

俺は、それを腕の力でおさえつける







だってさ・・・・



まぁ、平日の昼前とはいえ、

店内では、すでに数人、一般のお客さんがいて、



ただでさえ、キャップを深くかぶってマスク姿の俺をみて、怪しく思ってるはずだ





なのに









「しょおおおおおおおくっ」





と、とうとう、俺を呼び始めるもんだから





ああ…最悪





初めて、天が俺のことを、

「パパ」ではなく「翔くん」呼びにしたままにしていたことを後悔した。





「しーっ」



というと



それに反応したかのように



「しょおおおおおくっ」





と嬉しそうにいった天

あぁぁ最悪だ







「中野さま、お待ちしておりました」





「え・・ちがっ」





「こちらのお部屋で、数点商品をご用意させていただいております。

どうぞ、こちらへ」







と、その男が、俺と天を奥の部屋へと、案内してくれた









その奥の部屋には、シンプルだけど、

どこか高級感を漂わせていた。


この人の機転のお陰で、騒ぎになる前に、部屋に入ることができ、ホッとする




「すいません、他のお客様のご迷惑をおかけしてしまって」





「いえ・・、こちらこそ、ご対応が遅れましたこと、お許しください。
ここでしたら、お嬢様もご自由にさせていただいてもご安心かと」

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設定タグ:櫻井翔 , , 紫姫   
作品ジャンル:恋愛
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紫姫(プロフ) - さやさん» さやさん、1日の楽しみに、私の作品を選んでいただいてありがとうございます。今パスをはずしましたので、よかったらお越しください。 (2019年12月30日 0時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - さつきさん» さつきさん、ありがとうございます。今パスをはずしたので、よかったらお越しください。いつもありがとうございます (2019年12月30日 0時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - とっても面白かったです、毎日寝る前やバイトの合間の楽しみにでした。続きがどうしても読みたかったです。良ければパスワードを教えて頂きたいです。これからも応援してます! (2019年12月29日 18時) (レス) id: d192ade53d (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - 追想-TUISOU-Secretな彼女番外編のパスワードを教えて頂けますか?いつも楽しみに読ませて頂いています。良かったらお願いします。 (2019年12月29日 2時) (レス) id: acec7bc7ad (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - kotoneさん» 珍しく、連日書いてますwたぶん、書くことで少し私自身心を落ち着けたいのかもしれませんねw (2019年3月27日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫姫 | 作成日時:2019年1月23日 0時

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