＊ ページ46
「本当、ムリしない方がいいよ
じゃあさ、タクシー来るまで何か話そう、うん」
私に気をつかってくれる沙紀
幸せな近況報告を話してはくれるけど、頭の中には入ってこない
翔は沙紀の話を相づちを打ちながら
ところどころ、会話を挟む
でも、私は沙紀だけを見続けた
「でもさぁ、何だろ、私はさ見慣れてるからだと思うんだけど、こっちの方がしっくり来るんだよね」
「何がだよ」
翔が、ビール片手に口をつけながら聞く
「Aと櫻井」
すると沙紀が両手で、寄せるような仕草をした
チクリとまた心が痛む
「あはは、そりゃそうだろ、あの頃、ほとんど二人でいたんだからさ」
「だよね、なんか近寄れない二人の世界があったわ」
「んだよ
でも、まぁ、間違ってないかな、
若かったのもあるけど、俺、マジで世界で二人だけでもいいって思ったもんね」
そう言って明らかに私をみたけど
私は笑うフリをしながら、翔の方は見なかった
「なーんか、いいな、それ
青春時代に言われてみたかったよ」
そう言いながら、サラダに手をつけた沙紀
「若かったからこそ、思っての行動なんだろうけど
そもそも、俺ら嫌いで別れたんじゃねぇし。
言ってみれば、最高潮に向かってる時に
離れてるからさぁ」
当時のことが鮮明に思い出される
「そっかぁ、だからかぁ
櫻井が転校した直後のA見てられなかったよ 」
「そんな事ないよ、私、けっこう高校生活楽しんでたよ」
私は残りのレモネードをストローで吸い上げる
「いや、あれはどうみてもムリして笑ってただけだよ
みんな、Aのこと、心配したんだからね」
・・・
・・・
「そうなんだ、初めて知った、そっかごめん・・・ありがとう」
「どういたしまして」
すると、翔が
「ふーん、でもなんだろ今の話聞いて、ちょっと安心したわ
俺と離れたあとすぐにニノのくっついたのかよって、ちょっとさっき思ってたからさ」
「それは、ないよ。さっきも言ったけど、
整理がつくまで１年かかったし・・・」
そう言って翔の方を思わず向いてしまい
シマッタと思い、空になったレモネードを手に取る
「でも、そんな状態で、二宮と前に進んだってことなんだよね」
沙紀が静かにそう聞いた
・・・
確かにそう、進んだんだ私はあの日から
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凜(プロフ) - ああああ！！！！待って！今頃読んでいる私を許して下さい汗、そして、翔くんとニノのバチバチさが…んもぉ！すきっ！です！！！ (2018年8月29日 20時) (
レス) id: ea7207ff5a (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - フミちゃんさん» ハラハラドキドキが最後まで続きますように、書いていけたらと思いますｗｗｗ (2018年8月23日 22時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuri125さん» わ〜、おひさしぶりです♪いつもありがとうございます、３人の心情の移り変わりを高校時代から綴ってるので、たまに混乱してしまうこともｗｗｗラストにむかって、がんばります。 (2018年8月23日 22時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 葵衣さん» いつもありがとうございます、おっと、今度はニノ担の翔くん派・・・いい感じです、書き手として最高です、これからもよろしくお願いします (2018年8月23日 22時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - keiさん» 続きは次の章へ（２回目）ｗｗｗいやぁダメだ、ビクビクしてる・・・ (2018年8月23日 22時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2018年7月24日 22時
