プレスセンター ページ8
午後からの中継も終わり、
いったん、ホテルで待機することになったが、
俺は、タクシーで、メディアセンターから、プレスセンターへと移った。
メディアセンターとは、
各国のテレビ局が入ってる複合型の局になっていて、
それぞれのフロアに小さなスタジオがセットされており
ここで、収録し、編集され、放送される。
で、今まさに俺が向かっているプレスセンターは、
新聞や雑誌などビルで、
こちらも各国の記者やカメラマンがここで記事を書き、編集する。
オリンピックになると、
もちろん、競技専用の施設はもちろんだけど、こういった発信する施設や、
あと、アントニオが所属する、オリンピックの母体となるＩＯＣも
ビルごと作られるんだ。
まぁ、言ってみたら、街ごと作られてしまうんだよね。
俺はタクシーの中から、その風景を眺めていた。
タクシーが、プレスセンターの前に泊まる
プレスセンターの中に入ろうとすると、
やはり停められた。
俺はメディアセンターでの通行証を見せるが、
首を横に振られてしまう。
やっぱりダメか・・
俺は再び、Aに電話をかける
「もしもし？」
「あ、俺だけど」
「うん。。。わかってる」
わかってるじゃねぇし
声を聞くと、余計に
この中には入れないこの状況が
本当みじめになってしまう
「俺さ、今プレスセンターの入り口で止められたんだけど？」
「え？ここにいるの？」
「いるよ。夜まで時間あるからね。まだ、仕事終わらない？」
なんかさ、普通のさ仕事帰りのカップルみたいだな
俺らは特殊な仕事してるから、こんな経験はなかなかできないから、
新鮮さえ感じる
「あと１０分待って。すぐ降りるから」
「凍えてしまいそうですけど？？？」
「だから、すぐに降りるから待ってて」
「ははは
大丈夫だよ、じゃあ、後で」
そう言って電話を切る
ここには・・・
報道人はいっぱいいるけれど、
おれら夫婦に目を向けるやつはいない
おかしなもんだ
いつもなら追っかけてくるはずなのに
俺は、あまりにも寒過ぎて、吐く息すら、白くならない
この不思議な空間で、Aが降りてくるのをまった
本当、１０分ほどだっただろうか、
さっき見かけた細みのコートでAはプレスセンターを出てきた。
「ごめん、待ったよね、寒かったでしょ」
そう言うから
「あぁぁ、マジで寒い、Aが温めてよ」と言ったら
寒さでそうなったのか、
Aは紅く染めた
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紫姫(プロフ) - yuriさん» ありがとうございます。そう言っていただけると、うれしいです。こちらSecretは、ネタが間取り次第再会でればいいなぁと思ってます。いつになることやらwww. (2018年5月10日 23時) (
レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
yuri(プロフ) - こんばんは！翔くんが幸せそうで幸せそうで^ ^またいつか続きをとっても楽しみにしてます！新作ももちろん読みます！ (2018年5月10日 21時) (レス) id: 94bdaf4c21 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuriyuriさん» とりあえず、この場所は私にとったら、本当ようやく見つけた居場所みたいなところなので、できる限り、続けていけたらって思ってます。少しずつですが、不器用な彼が幸せになっていくのを 伝えれてよかったですｗｗｗ (2018年5月6日 23時) (レス) id: 40b4a7f81f (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ともさん» どうも私の書く翔くんは、どちらかというと、残念な翔くんでしてｗｗｗ。楽しんでいただけたら、うれしいです (2018年5月6日 23時) (レス) id: 40b4a7f81f (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - Sara xxxさん» むふふふーん。かなり、ぷんぷん匂わせておきましたので、よろしくお願います。いや、だって、このシリーズはおそらく、ネタがつきそうにないですｗｗｗ (2018年5月6日 23時) (レス) id: 40b4a7f81f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2018年2月21日 23時
