帰らなくても ページ36
２度目に目を覚ました時はすでに、明るくなっていて、
ベッドサイドに置いてあるスマホに手を伸ばした
・・・９時３２分
さすがに、今日は１３時スタートだから、１１時ぐらいにはスタジオいり・・・
そろそろ起きなきゃマズイよな・・・
でも、この少し気だるい倦怠感も、
初夏の日差しが差し込んで、いつもなら、気にならない俺のは部屋のラフな感じも
全てにおいて・・・
あと、もう少し、もう少しだけ・・・と思わせる
けど....
横でスースーと寝息を立てるAの肩を軽くたたく
「んんっ」
そう言って、目を開けるA
「A・・・ごめんね、寝てるんのに、俺仕事だからさ、もうすぐしたら、家でなきゃいけないのね」
「えっ、うそっ、ごめん、こんな時間なんだ」
慌てて起きようとするA
シーツが、スルっと落ち、胸があらわになったのを、
すばやく、そのシーツで覆い隠す
「さっきまであんなことしてたのに？」
俺がそういうと、
「これとそれとは、違うの」
と、顔を紅く染めたA
「ふーん、これとそれねぇぇぇぇ」
と、ふざけて言うと、枕を俺に向かって投げてきた
「あひゃ、冗談、冗談だって、
あ、俺は、このまますぐ出るけど、Aは、今日は何もないの？」
そう言うと、
「家に帰らなきゃ・・・」と
寂しそうな笑顔を見せた
「帰らなくてもいいんじゃないの？・・・」
思わず、言ってしまった言葉に
あわてて次につなげる
「あ、いや・・・その・・・」
言おうか言うまいか、ためらってしまったけれど、
俺は、鼻から息を吸い
「そのさ、その・・・身体の傷？
それって・・・」
Aの目が大きく見開く
「違うよ」
と、そう言って、
「転んだの、私、おっちょこちょいなの、雅紀も知ってるでしょ？」
とヘラヘラ笑う
俺は、そんな態度をとるAに少し腹が立って
「何、ヘラヘラしてんの？これって、大事なことでしょ、
お願いだからさ、俺の前では話してよ」
そう強い口調で言うと、
まるで、時間が止まってしまったかのように、俺を見たまま動かないでいるA
そして
「言ってどうなんの？
雅紀がどうにかしてくれるの？ムリでしょ」
と、下唇を噛んだAに
俺は確かに何かできるんだろうかと頭によぎったけれど
Aの頭を軽く叩き
「どうにかなるかもしれないでしょ」
と笑った
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紫姫(プロフ) - ぴらさん» ざ、王道、このまま突っ走っていこうかと思いながら、本人も「これ結末どうなる？」と少し不安でもありますｗｗｗ (2018年1月21日 18時) (
レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - かよさん» いつもありがとう、なんとか全てにおいて、続けていけそう (2018年1月21日 18時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
ぴら(プロフ) - ザ王道どんと来い！大好物！更新楽しみにしてるね！紫姫ちゃんにだれか時間をー！笑 (2018年1月19日 22時) (レス) id: 136dc36140 (このIDを非表示/違反報告)
かよ(プロフ) - 姫ちゃんこんばんは☆主人公ちゃんが相葉ちゃんに助け求める事できてよかったって思います！何があったのかどきどきです！明日からお仕事なんですね！姫ちゃん旦那様のご実家でも色々家事とか頑張られててすごいです！ゆっくり休めるといいなぁ。明日からもfightです☆ (2018年1月3日 19時) (レス) id: 636ea2fbee (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - shocolaさん» うん、ずーっとついてきて♪ (2017年12月6日 8時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2017年9月18日 18時
